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アナザー・スキップ・スキップ・ビート!

№60(side:尚)いつのまにか

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 …は…?

「か、奏音!い、いま…なん…て…。」

「だから!来年の8月には パパ おじいちゃんになるのよ…って!」

 くらっ

「おまえ!いくつだと!!」

「はい!あと1ヶ月で17歳です!」

「ガキのくせに!ガキ産むつもりかっ」

「…17歳だったママと 18歳の誕生日に結婚したパパにだけは言われたくないなぁ…。」

 ぐぅっ

「あ、相手は!!」

「すっごく喜んでくれて!すぐに入籍だけでもすませようって。はい、ここにサインして。」

 すっと 何かの証明書 差し出す!

 ばっと 振り払って 叱り付けた!

「なぜ ソイツは こない!オレ達に 挨拶に来るのが 筋だろう!!!」

「うん!もうね すぐにでも 来たがってたんだけど 妊娠が分かったのは昨日で 
彼は すぐに海外ロケ行かなきゃならなくて動けなかったの。帰国したら、すぐに…。」


「…ぢょっと 待て…。」

 ロケ?

「音楽界の人間じゃ…ない…のか?」

 コイツとうわさになってた男は 多々いるが(指揮者とか ヴァイオリニストとか)
 どいつも 音楽関係だったはず!

「うん!パパもママもよく知ってる人♪」

 ぞくっ

 背筋に おぞっと冷たいものが はいのぼった!

 さっき 払いのけた書類
 おそるおそる のぞきこん…で

 相手の男の欄 見て

「~~!!!」

 ばっさり 紙を取り落としてしまった!

「…反対したら 駆け落ちするから。」

「い、いくつ 年離れてると…!」

「22。2月がきたら 23。」

「よ…4つも年上の男…息子に…しろって…。」

 い、いや
 それよりも!!

 昔の恋敵と 親子になれと!?

 …とは 奏音にはいえない!言えるわけがない!!

 それにしても…!

「み、未成年に手を出しやがって!あの…恥知らずが!!」

「合意の上です。彼の悪口は やめ…。」

  ♪Sweet Honey~♪

「はい

 即 奏音が 携帯電話に出た。

「うん、今…え?で、でも…すっごく…え?う、うん じゃ、じゃあ…。」

 ためらいながら オレに電話を差し出す。

「彼から。パパにお話したいって。」

 バッ
 携帯をもぎとる。

「やあ、こんば…」

「…この…恥知らず!」

 能天気な挨拶しかけたヤツを 思いっきりののしる!

「…どういう了見だ!貴様!!」

「正直…自分でも驚いてる。」

「なんだと!?」

「…もう一度 人を 真剣に愛せるようになるんて思わなかった。」

「…!」

「いつのまにか…つかまってたんだ…。」

 しみじみと
 感慨深げにつぶやく言葉に
 
 …嘘も偽りも迷いもためらいも…ない…。

「このロケ終わり次第 正式にお願いしに伺わせていただくから。」

「ちょっと待て。」

 こわばった顔で オレを見つめている奏音を振り返る。

「奏音」

「…なに…?」

「もうすぐ キョーコが帰ってくる。温かい夕飯作ってきてくれ。」

「…はい。」

 素直に立ち上がって 即 部屋を出た。

 さとい娘だ。相変わらず。

 自分のいないところで
 ヤツに 話したいことがあるのだと 察したようだ。

「…きさま…まさ…か…。」

「最上さんに似てるから 好きになったんじゃないよ。」

 ヤツは
 すぐにオレの意図を察したようだ。

「最上さんの代わりになんて気持ちも 微塵もない。誓うよ。」

「…。」

「純粋なところ なんにでも一生懸命なところは 確かに似てる。でも…。」

「…でも…?」

「彼女は 俺に似てる。」

「…え?」

「偉大すぎる両親の影から抜け出せず もがいてる…その様が かつての俺そっくりだ。」

「なっ!」

「ああ、誤解しないで。奏音ちゃんは、ご両親のこと 心から尊敬してるし 愛してるから。」

「…!!」

「君たちが 奏音ちゃんのこと 深く愛してることも 充分 分かってるよ。」

「だ、だったら!」

「辛いものなんだよ…。」

「え?」

「どんなにがんばって、成功しても さすがに パパの血をひいてるだけあって…とか。
 どれほど 美しく装っても だんだんママに似てきたね…なんて 言い続けられるのは。」


「…!」

「どんどん 自分というものが 消えてくような…苦しみ 味わうんだ。」

「…そっ」

「嫌いな親なら 反発もできる。」

 ヤツの言葉が 続く。

「でも 君たちみたいな いい親 嫌いになれるわけない。まして、反抗なんか できるわけない。」

 やけにしんみり語るその様子に

 悟った!

 …ヤツも たどってきた道なのだと

「同じ傷み持ってる魂 よびあったんだ…。」

「そ、そうだとしても!」

 ダメだ!
 ヤツのペースにはまっては!!

「よ、よりにもよって…妊娠!」

「そのへんは…本当に申し訳ない。順番がさかさまになって。」

 心底 申し訳なそうに やつが言う。

今回は 自覚した瞬間に彼女に告白したんだ。」

「…!」
 
「もう、保護者ではいられそうにないのに だまして そばにまとわりつくのは、いやだったから。
 嫌われて 遠ざけられるのを覚悟で。」


「……。」

「そしたら…思いがけなくも 彼女から 『実はずっと好きだった』と
 言われて…夢見心地で…その…つい…。」


「…もう…いい…。」

 よく考えれば のろけきかされてるだけだ!これは!!

「お許しは…いただける…かな?」
 
「…ガキまで こさえといて なにほざく!私生児にするつもりか!!」

「…ありがとう…!」

「式は…どう…」

「来週 教会の予約しておいたから。」

「…お ま え は~!」

 なにが
 なにが『お許しいただけるかな?』…だ!!

 着々と準備進めてやがって!!

「ああ。ごめん。出番だ。じゃあ 今後ともよろしく。お義父さん。」

「なっ!!」

 がちゃ

 即 電話を切られた。

 あ
 あのやろうっっ!!

「…パパ…!」

 いつからそこにいたのか 奏音がドアの影から出てきた。

「…許して…くれる…のね!?」

「…おまえを 未婚の母には できないからな!」

「パパ!」

 ぎゅっと 奏音がオレに抱きついてきた。

「ありがとう!パパ!」

「ママへの説得は おまえがやれよ。」

「大丈夫!…実は ここに来る前に ママには もう打ち明け済み!」

「なにっ!!?」

『尊敬する大先輩と 親類になれるなんてうれしい』って 大喜びしてくれたから♪」

「かなねぇええええ」

「さ♪ じゃ 夕飯せっとするね!」

「…待て!」

「え?」

「ひとつだけ 条件がある!」

「じょ、条件?」

「二度と…ヤツに」

「う、うん?」

「オレのこと『お義父さん』と呼ばせるな!

 金輪際っ!!!!」



お題提供「恋したくなる お題配布」様より
「あの人の心を開く5のお題」
恋したくなるお題配布bana2

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~ Comment ~

ありがとうございます *^-^*

お優しいお言葉 すっごくうれしいです!
*^-^*

お似合いの組み合わせだと思います♪

アメリカの音大もスキップで卒業した頃…ですね。
ある意味 キョコたん以上…?

こうきたんですか

みな幸せでよかったです。
だいたい奏音ちゃんにつりあうような男は
そうそういないから22歳の年の差くらいは
問題にならないでしょう(>_<)
(いい男見慣れすぎのうえ本人も将来絶世の美女に
なりそうでとても普通の男じゃお相手は無理そう)

蓮様も奥様は高校生?で惜しみなく愛情注げる相手が
できてよかったねとか思っちゃいました。
ん?
アメリカの音大スキップで卒業した頃になるのかな?
キョーコたんに輪を掛けて凄そうだね
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