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アナザー・スキップ・スキップ・ビート!

№54.、5(side:尚)たとえば君がいなくなったら

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 窓の外から 波の音が聴こえる
 風には 潮の香りがついている

「…あぁっ…。」

 オレの体の上でのけぞる白い体…

「だ、だめ…っ!も、もぅ…。」

 逃げたがる腰 強引に抱え込んで 引き寄せれば さらに上がる悲鳴

「ショ、ショー!お願い!」

 今
 窓から見える空はうっすらと明るい。

 …もうすぐ 夜が明ける。

 腰を抱え込んだまま 今度はオレのほうが上になる。

「ああぁぁ」

 急な体勢の変化で
 より刺激が強まったらしいキョーコの声

「ショ、ショー!」

 オレの激しい動きに 息も絶え絶えに訴える。

「お、お願い!む、無理!!もう…許し…!」

 その唇を強引に口付けで封じて 動きを早めた。

「ん~…ん ん…」

 どれほど続いたか
 腕の中のキョーコが がくっと重くなった。

そのまま ぎゅっと抱きしめる。

 かすかに開いた口の中に舌を割り込ませてむさぼる。

 耳に 波の音が戻ってきた。

 絶海の孤島

 アイツの別荘

 ヤツが用意した…監獄…!

 キョーコを閉じ込めておくために!

 ただ…そのためだけに!!

オペラ座の怪人


「左側の青いドアの部屋は、君が使うといい。」

 夕食のあと
 ヤツの父親…クー・ヒズリが オレに言った。

「今、君用に整えさせているから。」

「…ですが…」

「警備会社の皆さんも相当お疲れだ。一晩ゆっくり過ごして、明日発つほうがいい。」

 社長と クー・ヒズリ二人がかりで説得されて 仕方なくとどまることにした。

 海に面した ひときわ高い塔

 その最上階に3つだけある部屋

 右のピンクのドア ここがキョーコのもの

 クローゼットの中身は
 ぎっしりキョーコのサイズにぴったりあう衣服で埋まっていた

 ドレスは言うにおよばず
 寝巻きや下着や靴下や靴

 豪奢なドレッサーには 普段キョーコが愛用しているコスメ

 アクセサリー専用のキャビネットは鏡張り
 あふれるほどのアクセサリーがきらめいている。

「…!あ、あの…こ、これ!?」

 さすがにキョーコもあぜんとして 真っ青になった。

「私とジュリが 君のために選んだんだが…お気に召さなかったかな?」

 クーが しれっとした顔で 優しくキョーコに言う。

「と、とんでもないです!た、ただ…こ、こんな高価な!」

「私たちの可愛い娘なんだ。当然だろ?」

「で、でもですね!」

「キョーコ…」

 とたんに
 クーが いかにも 悲しげな顔になった。

「哀しいよ。私は、君のお父さんじゃなかったのか?」

「そ、そんな!」

「今までは 何かと忙しくて ろくに贈り物もできなかったから この機会に一気に…って思ってね。」

「お、お父さん」

「パパからの贈り物だ。受け取ってくれるよね。」

「は、はい!ありがとうございます!」

「…違うだろ?」

「あ、ありがとう!お父さん!」

 ぎゅっと キョーコがクーの首筋にすがりついて ほほにキスをした。

「よしよし。いくつになっても可愛いね。キョーコ。」

 ちゅっと クーのやつも キョーコのほほにキスを返す。

 ~!

 ヤツとは違って
 純粋に 親子のキスとはわかってはいるが!

 むかつくことには かわりない!

「で、でも…お父さんや久遠さん…のお部屋は?」

「私たちの部屋は、別の塔にある。久遠は もう お先に休ませてもらってる。」

「そ、そういえば 夕食の席でも ずいぶん お疲れのようでしたね…。大丈夫でしょうか?」

「このところ ハードスケジュールだったから…ね。君は 気にしなくていいから。」

 ヤツの父親は、何気ない笑顔で ほほえんでみせた。

夜に浮かぶつきの船


 左側の青いドアの部屋

 オレ用に…と 提供された部屋
 ここのクローゼットは すっからかんだった。

「今、君用に整えさせているから。」
 つまりは ヤツの荷物をあわてて 他に移した…ってことなんだろう。

 中央の金色のドアの部屋

 …日本の…俺たちの部屋のWベッドが
 3個くらいあわさったような どでかいベッドがでんとひとつ。

 青い部屋からもピンクの部屋からも つながっている…

 夫婦の寝室!

 どうりで青にもピンクにも ベッドがなかったはずだ!

 想像するだけで 頭にかっと血が上る!!

 この部屋で
 この豪華絢爛なベッドルームで!

 キョーコをどうするつもりだったんだ?!あのやろうがっ!!!!!

 夕飯の後

 たぶん
 そこまでが演技の限界だったのだろう

 『疲れたから』…と ヤツは 早々に 部屋にひきこもった。

 もしも
 キョーコの記憶が戻らずに

 ヤツが首尾よく 念願 果たしていたなら

 今
 ここで
 このベッド…で!

「あっ…あぁ…」

 激しさをましたオレの動きに
 無意識でも 苦痛の声がもれている。

 ここまで ひどくしたことはない…。
 おきたら さぞかし…責められることだろう…。

 わかっている

 わかってはいても

 とめられない
 …とまらない…!

 オレのもの
 もう オレだけのものなんだ!

 絶対に失えない!

 卑劣でけっこう!
 悪魔にだって魂売ってやる!

 キョーコを失ったら オレはもう…終わりだ!

 離さない…
 他の誰にも渡さない

 絶対に 逃がさない!

 世界中の 何と引き換えにしてでも…!!






イラスト「オペラ座の怪人」「夜に浮かぶ月の船」(Heaven’s Garden様より)
画像

お題提供「恋したくなる お題配布」様より
「あの人の心を開く5のお題」
恋したくなるお題配布bana2


 
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