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№62(side:尚)いてくれてありがとう

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      「「良いときも悪いときも、富めるときも貧しきときも、病めるときも健やかなるときも、
       死が二人を 分かつまで、愛し慈しみ貞節を守ることをここに誓います。」」

 虹色のステンドグラスごしに 初冬の陽が差し込む。

 祭壇の前で 愛を誓う一組の男女

 長身で金髪の男に寄り添う 黒髪のきゃしゃな娘

 二人とも 幸せそうな笑顔で輝いている

 …。

 あんなに…小さかった娘が

 …もう…花嫁…とは…

 ぴとっ

 ?!

 横にいたキョーコが オレの腕にほほを寄せてきた。

「…キョーコ…?」

「…素敵…。」

 ほぉっ…。

 ほほを赤らめ うっとりした眼で新郎新婦を見つめている。

「出雲大社の神前式も厳かでよかったけれど…。」

「ん?」
 
「こうして教会で愛の誓いっていうのも やってみたかったわ!」

「…え…」

      「それでは 誓いの口付けを」

  牧師の言葉に
  ヤツが 奏音のベールを上に上げた。

「ね?私たちも 便乗しちゃいましょ?」

「…は?」

 び
 便乗…?

 ぐいっと 引き寄せられる。

 キョーコが じっと オレの眼をのぞきこんできた。まっすぐに。
 
「誓いの口付け…。」

 言うが早いか そっとオレの唇に口付けてきた。

 …っ!

「愛してる…ショー。ずっと そばにいてね。」

「…!」

「死が…二人を分かつまで」

「キョーコ!!」

 ぐっと その細い腰を抱き寄せ

「愛してる」

 その愛らしい唇に 口付けた…。

ブライダル


「あの…。今日…は 俺たちのほう…の結婚式なんだけ…ど…。」

「いいかげんにしてよぉ~!!パパ!ママ!」

 …!

 ぎょっとして振り向く。
 困ったように笑う新郎と真っ赤になってる新婦。

「え、あ。も、もう終わってたのか…。」

「え…え。もう…とっくに…。」

「パパぁぁぁぁああ~?」

「か、奏音!し、新婦がそんな顔しちゃ きれいなドレスが泣くぞ?」
 
「娘の一世一代の晴れ舞台のときくらいぃぃ…」

「ごめんね。奏音ちゃん。」

 すっと キョーコがオレと奏音の間に立つ。

「ほら。私たちの結婚式のときは…パパ…見えてなかったし…。」

 …!

 キョーコ…!

「…あ…。」
 
 瞬時に
 奏音の怒りのオーラが縮んだ。

「だから あなたたちと一緒に 再現したかったの。大目に見て?」

 そう…か
 …それ…で

 キョーコの思いやりに 胸が熱くなる。

「う、うん…。ご、ごめん、パパ…。」

「…いや。オレも悪かった…。」

 改めて 娘に向き直る。

「幸せになれよ、奏音。」

「うん!」

「お任せください、必ず幸せにします。」

「…ああ。よろしく。」

 あ た り ま え だ!!

 オレの大事な娘
 不幸になんぞしてみろ!

 絶対に ただじゃおかないからな!!!

「奏音ちゃん」

「はい」

「久遠さんを幸せにしてさしあげてね?ママの尊敬する大事な先輩なんだから。」

「はい!」

「…ありがとう…キョーコ…さん。」

「さあ、新郎新婦様はお色直しを。そのまま 披露宴に場を移しますよ。」

 スタッフの声に どやどやと 人波が動く。

「じゃ、着替えてくるから!」

「失礼します。」

 にこやかに 二人は控え室に消えていく。

「不破君、京子君」

 突然
 背後から 陽気な声がかかった。

「クー先生!」

「…こんにちは」

「いい式だったねぇ…。君たちは 後半 全然見てなかったけど…。」

 うっ!

「いやいや 仲良きことは美しきかな…だ。」

「これからは 親戚同士。今まで以上によろしくね。」

 クー・ヒズリの横で 金髪美女がほほえんだ。

「…こちらこそ…。」

「光栄です!尊敬する大先輩とも先生方とも 本当に親類になれて!」

「私も光栄だ。世界1の名女優と正式に縁がつながって。」

「そ、そんな…!せ、世界1…だなんて…!」

「いいや。」

 まっすぐに クーが キョーコを見つめる。

「…君は 史上最高の名女優だ…私が 知ってる中…一番の…。」

「…え…」

「君ほど すばらしい演技力の持ち主に 私は いまだ かつて 出会ったことがない…。」

「…っ!!!」

 一瞬
 キョーコが 眼を 大きくみはった。

 即
 ぽっと ほほが真っ赤になった。

「う、うれしいです!クー先生に そこまでおっしゃっていただけるなんて!!」

「私も うれしいよ。教え子が こんなにすばらしく成長して…。」

 キョーコの満面の笑みに
 にっこりと クー・ヒズリも ほほえんだ。
  

 
イラスト「White Rose」(Heaven’s Garden様より)
画像



お題提供「恋したくなる お題配布」様より
「あの人の心を開く5のお題」
恋したくなるお題配布bana2

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