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№72(side:尚) 雨の休日の過ごし方

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「7月も半ばに入ったのに…終わらないのね…梅雨…。」

 祥子さんが ため息まじりにぼやく。

「せっかく 今日の午後から 3日間OFFなのに 残念ねぇ…。」

「…家で のんびりさせてもらえるだけで…充分だ…。」

 ただでさえ
 眼の手術の時には
 2週間の緊急入院になってしまったから 関係各方面に多大なご迷惑かけてる。

「…やあ…。久しぶり…。」

 スタジオに向かう 局の廊下
 曲がり角から 突然 かかった声に ぎょっとする!

 長身で金髪の男
 黒尽くめの男どもを 従えている。

「敦…!い、いえ!く、クオンさん!」

 祥子さんの声が 裏返っている。

「お久しぶりです…安芸さん、お元気そうで。」

 周囲を取り巻く ボディガード制して 静かにオレたちに歩み寄ってくる。

「彼女は…元気?」

 なにげない 愛想のいい言い方

 だが…
 濃いサングラスで 眼の表情は見えない。

「…ああ…。」

「…身ごもってる…そうだ…ね。」

「3ヶ月目…だ。」

「…そう…。おめでとう。」

 ぽんと オレの肩に手を置いた。

「…どう…も…っ!?」

 うっ!

 その手が ぎりぎりっと 強くなる!

「…運が よかった…ね…。」

「…っ!!!」

「お待たせ。行こうか。」

 ヤツが 片手をあげる。
 すぐに ボディガードたちが 取り巻いた。

 オレの横をとおりすぎる間際。

「失礼。言い忘れてた。」

 ゆっくり 振り返った。

「よかったね…。その眼。」

 サングラスを外して オレを見据える。

「見えるようになって…!」

 その蒼い目の奥には ほの暗い炎がゆれていた…!

「行くよ。」

「「はっ!!」」

 2度と振り向かず

 一団ごと
 廊下の角に消えていく。

「…ショ、ショー…?」

「…行こう。遅れ…る。」

「え…、え、ええ!」

 足早に スタジオに向かう。

 指先が震えて 冷たくなっている…!

    「…運が…よかった…ね。」

 取り戻しに来た…!

 キョーコを 迎えに来たんだ!…ヤツは…!!

 オレの眼が 見えるようになったから…!

 もう
 オレに遠慮する必要が なくなったから…!!

 もう
 キョーコが オレに縛られる理由が消えたから…!!!

    「…運が…よかった…ね。」

 もしも 今
 キョーコが 妊娠してなかったら…!

 ヤツは…!

purple

「おかえりなさい!ショー!」

 キョーコが かけよって、オレに抱きついてくる。

 ちゅっ

 いつものように 唇にふってくるキス
 …に いつものようには 応えられない。

「…ショー?」

 でも
 キョーコの体を 離せなくて すがりつくように抱きしめていた。

「…寒いの?震えてる…夏風邪…?」

 ぎゅっと キョーコが オレを抱きしめてくれる。

「…ヤツに…」

「え?」

「局で…アイツに 会った…。」

「あ~?もしかして!敦賀さん?…っと 今は クオンさんね。お元気だった?」

 キョーコの声が…うれしそうに弾む…!

「…ああ…。」

「世界のスーパースターだし!超多忙そうよね。
 はぁ~。なんだか 一気に 遠い世界に行ってしまわれたなぁー。」


「…逢いたい…か…?」

 ぐっと抱きしめながら おそるおそる聞いてみた。

「おいそれと会えるわけないじゃない!あちらは いまや ハリウッド大スターさまよ!?」

 その声は
 かけねなしに 明るかった。

「…!」

 ようやく
 体の震えが おさまったのが…わかった。

「ショー?ねっ、大丈夫?ベッドの用意するから…ゆっくり…。」

 眼の裏が…熱い。

「…ああ…。」

 こわばってた体が ほぐれる。

 その手で さっとキョーコを抱き上げた。

「せっかくのOFF 有意義に過ごそうな…ゆっくり…!」

「ちょっ…!ぐ、具合が 悪いんじゃ!」

「いま、治った。」

「な、なに 都合のいいこと…あ~!さては、さっきのアレ お芝居だったのねー!?」

 じたばたもがく キョーコを ぎゅっと抱きしめて さっさと寝室に向かう。

「あんまりじらすと 手加減できないぞ…?」

 ぴたっ
 キョーコの抵抗がやんだ。

「お、お医者様が…く、くれぐれも…。」

 その先が言えずに 真っ赤になる。

 ちっ

 そういえば
 夜の生活は 当分控えめに…とか なんとか よけいなこと言ってたな!
 
「…まあ、仕方ない…。いつもの半分…4,5回で 我慢する…。当分。」

 『控えめに』とは言われたが 『禁止』とは言われてない!

 正直
 その程度で 我慢できるか まったく自信はないが…!

「そ、その ど、どこが 我慢よぉおーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 そんな涙目で 真っ赤なほほで抗議されたって 火に油っっ!

 …。

 やり方さえ工夫すりゃ…いつもの回数でいける…よな…?
 
 これこそ
 雨の休日の正しい過ごし方ってやつだ!

イラスト「玉の緒」(Heaven’s Garden様より)
画像


お題提供「恋したくなる お題配布」様より
「永遠を誓った二人のお題」
恋したくなるお題配布bana2

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