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遥かなるスキップ・ビート!

遙か №4(side:皓)いつかは きっと

 ←遥か №3(side:京子) 天の白虎 →遙か №5(side:蓮) 地の青龍
 天の青龍…敦賀 蓮→左大臣:ローリィ宝田に仕える武士
       推定年齢27歳。剣の達人と思われる。

 地の朱雀…宗像 皓→高校1年性。15歳。弓道の達人。
       (1年ながら、インターハイ個人優勝の実績あり)

 天の白虎…社 倖人→右大臣の子息で検非違使。推定年齢 25歳。戦闘能力不明。



「何、書いてるの?京子ちゃん。」

「今、判明してる 八葉の名前と 覚え書き…。」

 ため息ついて 筆を置く。

「見ていい?」

「どうぞー」

 …あいかわらず 達筆な…。

 …ん?

「京子ちゃん。あいつが『剣の達人と思われる』…って?」

「腰に剣を差してたから。」

「そ、それだけ?この屋敷には、他にも たくさん剣を差してる人…」

「…の中から、わざわざ 『神子殿』の『警護』に…って 選ばれてるんだから…
 ただものじゃないってこと。目配り 足配りに まるで 隙がないし…。」


 言葉の途中で すっと京子ちゃんが 立ち上がる。

「…気配を消すのも お得意のようですし…ね!」

 からっと開けたふすまの影に いた!ヤツが!

「…恐れ入りました…神子殿…。」

「武士ではなく 忍びですか、あなた。」

「影ながら…お守り申し上げようと…。」

「お気持ちだけは ありがたく!」

 遠慮がちなヤツの言葉
 京子ちゃんが、ぴしっと遮った。

「でも、ここで寝ずの番をしていただくより、今夜は、ゆっくり睡眠とってもらって、明日の外出先で
 守って頂く方がありがたいんですが。」


「ご命令とあらば…。」

「…ええ、命じます!すぐに お部屋にもどって お休みになってください!」

「はっ!」

「おやすみなさい、敦賀さん」

「あ、お待ちを!」

「…なにか…?」

「そちらの…」

 ちらっと 俺の方を見る。

「お客様を お部屋に ご案内…。」

「必要ありません。皓君は、ここで私と寝ます。」

 はっ!?

「…え…!」

 ヤツが ぼうぜんとしている

 …むろん 俺も!

「…し、失礼…です…が!」

 敦賀という男が 震える声で聞いてきた。

「お、お二方の…ご関係は…。」

「筒井筒の仲…って ところです。ねぇ?皓君。」

「あ、う、うん…。」

 なんだ?『つついづつ』…って!

「さ、さようで…ございますか。」

 なぜだか ヤツが ものすごくショックを受けている。

「で、では し…失礼いたします!」

 肩を落として ヤツが去っていくのを見送って…

 改めてっ 京子ちゃんに 向き直る!

「つついづつ…って なに!?京子ちゃん!」

「幼なじみ…って こと。嘘は ついてないわよ。」

「で、なんで!同じ部屋…!」

「こんな右も左もわからない世界で…皓君に 何かあったら大変だもの!」

 …!

「こっちに来て…最初、そばに…皓君がいなくて…私、どんなに心配したか、わかる?!」

「京子ちゃ…ん」

「皓君まきこんじゃった責任は、私にあるの!だから、私が 皓君 守ってあげる!任せて!」

「う、うん…。」

 …おかしい!

 なにか、なにかが 違う!

「この時代、布団っていっても 要するに大き目の着物だものねー。部屋も広いから 余裕よ!」

 てきぱきっと 二人分の寝具用意する。

「…そ…だね…。」

「念のために…これ 借りといたの。」

 一振りの太刀、枕元に置いて京子ちゃんがほほえんだ。

「安心して!私だって、伊達に神新流の師範じゃないんだから!皓君の身は、必ず守るから!」

「…あ…りがと…」

「なんだか、懐かしいわよね!昔は よく こうやって一緒に寝たのにね!一枚のタオルケットで!」

 …何年前の話だよ!

「じゃ、お休みなさい!」

「…おやすみ」

 言うが早いか 京子ちゃんは すいっと 寝付いてしまった…。

 わかってた…
 わかってはいたけど…!

 どうやら
 まるで 俺のこと 男と思ってないようだ…! 

 でも
 ここで 妙な気をおこして 何か やらかそうものなら…

 1秒で5つのわら束 まっぷたつにできる彼女に…

 俺が まっぷたつにされてしまう!

 寝返りをうった彼女が 俺のうでにすり寄ってきた。

 そっと 胸の中に抱き寄せる。

 こうやって 誰より近くにいさせてもらえる。

 今は
 それだけで…いい。

 今は…まだ…。

 いつかはきっと…君のただ一人の男になる…から。
 なってみせるから!

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