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遥かなるスキップ・ビート!

遙か  №8(side:尚) 中宮:奏音

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「きゃぁあああああああああああああああああああああああああ!
 なんておきれいな方!まるで物語に出てくる女神様のよう!!!」


「ちゅ、中宮様!」

 部屋に入ったとたん
 部屋中に 響く 中宮様の弾んだお声…!

「さすがです!龍神の神子様ともなれば!こうまで 神々しく麗しくてらっしゃるんですのね…!」

「…お、恐れ入ります…中宮様…」

 さすがの はねっかえり女も、勢いに押されて たじたじだ。

 まあ あの十二単着ているあいだは どれほど はね返りたくても 動けはすまいが!

「奏音(かなね)とお呼びください!神子殿!」

 中宮様が ついに 御簾から 飛び出してこられる!

「異界から わざわざ この京の危機を救うためにお越しくださり 感謝にたえません!
 本当にありがとうございます!」


「奏音!
 
…いえ!中宮様!元服越えた男が 二人もいるというのに…!おはしたのうございます!!」


「奏音でいいわよ。お兄ちゃん。」

 しれっと 中宮様…

 (ええい!まどろっこしい!!)奏音が答える。

「そのために かたくるしい女房も遠ざけたんだから。
 普通に 話していいわよ。こっちが 肩凝るもん!」


 すっかり 昔の口調にもどってしまった 妹に 思わず ため息をついた。

「おまえな!誰のために 慣れない敬語 使ってやってると思うんだ!」

「お、御妹さんなんですか!?」

 皓ってガキが 仰天して聞いてきた。

「え、えっと…。み、帝の…奥様…ですよね?」

 呆然と 京子って女が わかりきったことを聞いてくる。

「あの…おいくつ…?」

「15です!神子殿!」

「…15…で 人妻…?!」

「ええ。帝のもとに参りまして そろそろ3年に…。」

「「ええ!?」」

 はねかえり女と金髪小僧の声が ハモる。

「昨年、帝の第一子 亮殿を もうけた…国母ってやつだ。
 兄妹といえど 本来なら 御簾越えて会えるはずないんだがな!」


 誰に似たんだ!このじゃじゃ馬ぶり!

 帝が 物好きなお方で ほんと助かった!

「…しかも すでに 一児の母!?」

 京子って女が なにやら呆然としている。

「それより!」

 らちがあかない!強引に 話を戻す!

「帝のご様子は?」

「寝込む…ほどでは ないのですが…どうも はかばかしくないのです…。政にも 集中できぬと…。」

 さすがに 愛する夫の一大事。じゃじゃ馬もシュンとしている。

「宝田家のマリア姫のお話では、この内裏に呪詛の気配があるようだ。」

「こ、この内裏に…!?」

 奏音の顔が、真っ青になる。

「まさか!そんな!帝は、人望の厚いすばらしいお方です!あの方を呪詛など…!」

「権力欲に取り付かれたヤツには、その人望も眼の上のこぶなのですよ。中宮様。」

 京子がおだやかに諭す。
 奏音が、ぐっと唇をかんだ。

「どんな協力も惜しみません!どうか、帝を お救いくださいませ!」

 丁重に 頭を下げる。

「ええ!任せて!全力を尽くすから!」

 どうやら 奏音のことは気に入ったらしい。
 はねっかえり女にしては、優しい声で請け負った。

「で、でも わ、私に 何ができますでしょう?」

「いいえ。中宮様にしか できぬことがあります。」

「…と、申しますと?」

「私たち、この内裏の中を、調べたいのです。」

「なんとか 俺達が内偵できるよう 適切な言い訳をでっちあげてくれ。」

 とたんに
 にぃっと 奏音が笑う。

 ぞく!

 こいつと一つ屋根の下で過ごした12年間に
 いやってほど 学んだことがある!

 こいつが
 こんな笑い方するときには!

「お兄様が私に 許嫁を紹介しにきてくださったことにしましょう。こちらの美少年は、弟君」

「「「は!?」」」

「それで、私が すごく お姉様を お慕い申し上げて 離そうとしないってことに!」

「奏音!!」

「ちょ…!」

「じょ、冗談じゃ!」

「あら。他に 何日も ここにいる 適切な言い訳ございます?
 龍神の神子殿…とか 呪詛とかは 秘密なのでしょう?」


 わずか12歳で
 天賦の才を見込まれて招かれた 管弦の宴で
 御簾ごしに…帝を一目惚れさせてしまったという 評判の愛らしい笑顔で

 奏音は あでやかにほほえんだ。

「かなねぇぇえぇぇ~!」

 わかってた!

 こいつが
 あの笑顔したときには!

 ろくなこと 考えやしないってのはな!!


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