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遥かなるスキップ・ビート!

遙か №9(side:京子) 可憐な寵姫

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「だって…女房としてなんていうと…
 みんな 帝の新たなお后候補なんて 邪推するに決まってますもの…。」


 とんでもない設定に 激しく抗議する私(と なぜか 皓君も)に
 中宮様が 目に涙をいっぱいためて訴える。

「こ、こんな 素敵なお姉様じゃ 私に勝ち目ないの 明白ですしっっ」

「いえ…そんなっ」

 単に!化粧と衣装でコーティングしてるだけですから!!

「た、ただでさえ…子どもが子どもを産んだの…
 裳着もすまないうちに 帝を籠絡したの…影でこそこそ言われてるのです…私…。」


 ぽろぽろ つばらな瞳から 涙をこぼす 中宮様…奏音ちゃん…

 そういえば…

 『帝の元に参って(つまり 嫁いで?)』3年!

 15-3=12!!

 い、いくら この時代でも!
 早婚にもほどがあるでしょう!!

「親父も さんざん言われたな。幼い娘を差し出してまで 出世がしたいのか…とかな!」

「…あんたの家は 高貴な貴族なんでしょ?もともと!」

「入内するにあたって 親に相応な身分がなければ 宮中で奏音が 辛い思いするだろう…と
 帝が 急遽 親父の身分を上げたんだ。元は、下級貴族さ。」


「なるほど!…それで その野卑な言動に納得いったわ!」

「なんだとぉ…!」

「それにしても…帝は 相当 中宮様を 熱愛されてるんだね。」

「そうよね…。」

 親の身分まで 操作するってのは 職権乱用っていうか 独断専横っていうか…だけど。

 それにしても…どんな変態よ!

 まだ12のいたいけな少女 お嫁さんにしちゃうなんて!

「光源氏みたいだね…。」

 そういえば…『源氏物語』でも 20歳の光が 12歳の紫の上を…っていう設定だった。

「いったい どこで とっつかまっちゃたの?」

 下級貴族の 裳着さえすまない娘を 帝が見初める機会なんて  

「わ、私、子どもの頃から 箏が好きで…。」

「親父が 客の前でも 弾かせてたのが そのうち 都中の評判になって…な。」

「思いがけなくも 宮中での管弦の宴に 招かれて…そのときに…。」

「畏れ多くも 帝が こいつに 一目惚れなさったってわけだ!
 もう、翌日から 毎日毎日 すさまじい求愛の文やら 贈り物やら 一気に都中の噂の種だ!」


「お、お父様は…自分の身分では畏れ多い…まだ裳着もすんでない…と 
 必死に 拒んでらしたのです。」


「その言い訳 全部に びしびし 手を打たれて…!」

  いらだたしそうに ヤツが言い放つ。

「挙げ句の果ては 拒んでみせたのは 自分の身分 つりあげさせる策略だったのだろう、
 ずいぶんなやり手だとまで言われて 親父は 心痛で寝込んだ。」


「いい…お父様ね。
 この時代、普通の親なら、すわ出世のチャンス!と 舞い上がりそうなものなのに。」


「舞い上がったのは、おふくろだ!」

「お父様に代わって…てきぱき 事を 運ばれて…。」

「入内したのは、帝に見そめられてから わずか3月後だ!
 あのくそばばぁ!我が娘を売るようなマネ!」


「売るなんて!帝は すごくお優しかったんだから!ずっと!」

 語尾が小さくなって、ほほが赤らんでいる。

 心底 帝に惚れきってる表情にほっとする。

 横暴な権力者…だけど。
 強引なやり方はともかく…ちゃんと 女心をつかむ努力はしたようだ。

「帝って…おいくつ?」

「18歳におなりです。」

「…って!」

「お、お若い!」 

「ええ。3年前は 東宮でした。先の帝が 2年前、病ゆえに退位なされて 帝になられたのですが。」

「ええと…聞きにくいのだけど…帝には 他に お仕えされてる女性は…。」

「そりゃあ 大勢の女房がお仕え申し…」

「そ、そういう意味ではなくて!」

「口さがない者は、『庶民じゃあるまいし 一夫一婦 貫かれるおつもりか』と
 揶揄されてるくらい…他の女には見向きもなさらないようだ。」


「女性関係の呪詛じゃあないわけか…。」

「まあ、そうよね。その場合、対象は、中宮様だものね。」

「え、縁起でもないこと言うな!」

 ヤツが 顔色を変えた。

 なんだかんだいいつつ 仲のいい兄妹のようだ。

「わかった。とりあえず、その設定でいくしかないわね!他に考えつかないし!」

「京子ちゃん!」

「じょ、冗談だろ!?」

「…じゃあ もっと いい設定考えてよ。その軽そうな頭で!」

「…っっ!!」

「さ!じゃあ 内裏探索と 行きましょうか!」

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