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遥かなるスキップ・ビート!

遥か №14(side:皓) 知恵試し

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「こいつは 絶対 私たちのこと バカにしてるのよ!そうとしか 思えない!!」

「きょ、京子ちゃん 落ち着いて!なんて書いてあったの!?」

「見てよ!これ!!」

『一言而可以終身行』

「…は??」

な、なんなんだ これは!?

「…ほんとぉにっ!」

京子ちゃんが ぶるぶるぶる 震えている!

やばい!
危険指数MAX!!

こうなった京子ちゃんには 近所の土佐犬さえ近寄らない!!

「とことん バカに しやがってーーーー!!!」

「きょ。京子ちゃん!!」

ぴらら~♪

そのとき
妙なる笛の調べが響いた。

「…はっ!」

その美しい音色に京子ちゃんの意識も覚醒したようだ。

「お心は 鎮まられましたか?神子殿。」

緒方さん…。

その優しい笑顔に たちまち京子ちゃんは 恥じ入った表情になった。

「す、すみません!つい!!」

「いいえ。無理もありません。次から次へと 難題をつきつけられて お怒りはごもっとも…。」

「本当の難題なら 怒りません!!」

「…は?」

「子どもでも分かる あほみたいな問題ばかりだから 腹が立つんです!
 その程度のおつむと思われてるのかって!!」


こっ
子どもでも…って!

…少なくとも 俺には わからなかったぞ!?さっきの あの和歌の問題!

今でもまったくわからない!
この…お経のような文字の羅列!!!

「…あ、あの…み、神子殿…?」

おそるおそる 社さんが問いかけてきた。

「これが論語の一節なことくらいは 私にもわかりますし、『恕』だとも分かるのですが。」

…は?

「弟子が孔子に質問したのよ。『一言でもって、終身 行うべきことを言い表せる言葉は?』って。」

「その答えが『恕(じょ)』。論語の基本ですな。」貴島の声に

「その続きが『己の欲せざるもの 他人に施すなかれ』。有名な言葉ですよね。」

緒方さんが答える。

「はぁ…。」

…聞いたことがあるような ないような…。

「しかし『恕』を表すものといっても…。」

女たっらし 貴島が困ったようにつぶやく。

「この…神社と境内の森しかない場所で…『恕』とは…難問ですね。」

緒方さんも 悩んでいる。

…みんな なんで当然のように 知ってる!?この暗号みたいな漢文を!

「…『恕』…。相手を思いやる心…ですか…。」

!?

ふ!不破まで…?!

「おまえ…今 ものすごく失礼なこと考えただろう!」

「え?なんで わか…!い、いいえ!まさか!!」

「顔に出てるんだ!!いいか!この世界では 漢詩漢文は当然の教養!
特に 貴族は、その知識がなきゃ 和歌も読めないし 日常会話もできないんだよ!!」


…。

よかった!
のんきな現代人で!

「おまえも 今は この世界の住人だぞ!?人ごとみたいな顔するんじゃない!」

う”…!

「敦賀さん。この神社の中で 特に武運長久のご神体をお祀りしたお社は?」

 めんどくさそうな声で京子ちゃんが 敦賀さんに尋ねる。

「あ、は、はい!大国主…この…狛ネズミのいるここです。」

「当然、奉納した武器なんかを収める 宝物庫がありますね?」

「は、はい。中に。」

ぱんぱんっと 柏手を打って礼をした後、京子ちゃんはほこらを開けた。

ずずずいっと中に入っていく。

中には 刀やら 槍やらが 所狭しと並べられている。

きょろきょろ見回していた京子ちゃんは、その中でも一番大きな槍のところにすたすたっと歩いていく。

ぐっと持ち上げようとするが びくともしない。
相当に 重い槍のようだ。

「敦賀さん いっしょに 持ち上げて頂けます?」

「はい!」

すばやく 敦賀さんが京子ちゃんに手をかす。

むっ!

どうして、そこで そいつなんだよ!

「どうみたって アイツの方が 力仕事向きってだけだ。いちいちとがるな。」

こっそり 不破のヤツにささやかれて ぎょっとする。

「あ、あの…なんで 俺の…」

「…知られたくないなら もっと表情をとりつくろうんだな!」

「びくともしませんね…。」
「おかしいわねぇ…。」

どうやら ヤツが手をかしてもだめだったようだ。

「そうか!ひいてもダメなら…。」

京子ちゃんの目がきらっと光った。

「押せばいいのよね!!」

京子ちゃんが 全体重をのせて思いっ切り 槍を下に押す。

そ、そんなことしたら!床が割れ…!!!

ごごごごごごごぉぉぉぉぉぉぉーー!

重い音がして 槍の真下の床が割れた!

ぱっくりと入り口が開き、階段が現れる!

「よし!さあ乗り込むわよ!!!」

「…その必要はない…。」

京子ちゃんの張り切った声に 後ろから返事がきた。

「どうやら ある程度の知恵はあるようだ。安心したよ。」

金髪で碧眼…!
敦賀さんほどじゃないが…やたら背が高い…!

「合格だ。このクー・ヒズリ。地の玄武として 神子殿にご協力申し上げよう。京のために…ね。」


天の青龍…敦賀 蓮
地の青龍…不破 尚

天の朱雀…?
地の朱雀…宗像 皓

天の白虎…社 倖人
地の白虎…貴島 秀人

天の玄武…緒方 啓文
地の玄武…クー・ヒズリ
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