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遥かなるスキップ・ビート!

遥か №22 (side:蓮)呪詛の種

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「地属性の敵なら 私たちの剣 今度こそ効くはず!たたきのめすわよっっ!!」

「はっ!」

 何とも勇ましい…。

 不破殿の術で敷かれた落ち葉の絨毯の上を駈けて たどりついた 雑木林の奥。
 地面から ぼこっとわきあがっている 不気味な土の手。

 やたらに…でかい…!
 
 親指だけでも 俺と同じくらいある…!
 
「袖ひじて むすびし水の凍れるを 春立つ今日の風やとくらむっ」

 後からおいついてきた不破殿が 味方全員に迅速の術をかける。

「大地よ!泉のごとくわきあがれ!」クー先生が 敵の移動を封じる。

「石よ岩よ 我等を守る鎧となれ!ストンスキン!!」

 皓殿のかける術が 俺達の周囲に 二重の防御壁を作る。

 前衛は 俺と神子殿
 
 くねくねとくねって
 ばんばん 俺達をたたきつぶそうとする手をかわす。

 神子殿と俺の攻撃が 確実にヤツの体力をそぐ。

「このたびは ぬさもとりあえず 手向け山…」

 不破殿の前で 紙が無数の切れ端に散っていき

「紅葉の錦 かみのまにまに!」

 歌い終わると共に 真っ赤に燃える紅葉となり
 ぶすぶすぶすっと 巨大な手の中につっこんでいく。

 ぐあらぐあらぐあら

 大震動とともに 手はぴたりと動きを止め からからにひからびた。

「今だ!とどめを!!」

「「はい!」」

 神子殿と二人
 気を合わせて 協力技をたたきこんだ。

 どどーん

 大きな地響きをたてて 大きな手は倒れる。

 …と 思った次の瞬間 さらさらっと砂になって風に散っていった。

「…あれは…呪詛の影響で 土が邪悪な意志を持ったのだ。
 元凶を断たねば また同じようなのが生まれる。」

「ど、どうすれば いいんですか?」

 クー先生の言葉に 皓殿があわてる。

「ここに…呪詛の種があるようだ…。」

 白くて丸い石でぐるっと囲んだ小さな花壇を指さして クー先生がつぶやいた。

「え!?」

 不破殿が 真っ青になった。 

「…尚君。ここは…?」

「か、奏音が…昨年…里下がりしたときに…自分で作った 花壇…。」

「なるほど。そこまで 用意周到に 陥れる工夫を凝らしてるのか。
 いずれ発覚させたとき、罪を彼女にも 着せられるように…。」

「な、なんてことを!!」

 神子殿の眼が 怒りに燃えた。

「即 解除しましょう!どうすれば?!」

「神子が触れるだけでいい。あなたの力は 神聖で偉大だ。」 

「はい!」

「神子殿!掘り出すのは 私が!」

 その美しい御手を 泥だらけになど!

「だめだ。私たちでは、素手で直接触れれば 呪詛の力に負ける。神子に任せよ。」

「…はっ…」

「これね!」

 神子殿が取り出したのは 平たい石で真ん中になにやら禍々しい模様がある。

「その中央の刻印に 触れるのだ。」

「はい!」

 すっ
 その白い手が触れた瞬間

 ぱぁぁぁぁっっん

 乾いた音がして 石が砕け散った。

「…これで大丈夫。不破家は 安泰だ。」

「帝は!これで 快癒なさるのか?!」

「呪詛が これ一つだったら…ね。」

 不破殿の問いに対する
 クー先生の答えは ずいぶんと重かった。 




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