スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←遥か №24(side:蓮)謎の女 →遥か №26(side:蓮)挨拶
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



総もくじ  3kaku_s_L.png アナザー・スキップ・スキップ・ビート!
もくじ  3kaku_s_L.png メッセージ
【遥か №24(side:蓮)謎の女】へ  【遥か №26(side:蓮)挨拶】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

遥かなるスキップ・ビート!

遥か №25(side:皓) 密偵

 ←遥か №24(side:蓮)謎の女 →遥か №26(side:蓮)挨拶
「おやおや…どちらが鬼かわからない…すさまじく暗黒な気配だな?」

「クー先生!」

 い、いつのまに!

「先生!あいつは!是隆は!」

「心配はいらない。彼の記憶を封印した上で、ちゃんと自宅にも結界をはってきた。」

「ついでに 俺のカラクリしこんできましたからね!また 鬼が来たって 痛い目にあうだけです!」

 不破さんが 切羽詰った声で問う声に クー先生と石橋さんが 力強く請け負う。 

「ありがとうございます…。」

 心底 ほっとした声で 不破さんが頭を下げた。

「卑劣な鬼を憎む気持ちは、当然だが…。」

 優しい声で、クー先生が俺たちを諭す。

「同じ低い境涯に堕ちてはだめだ。闇にかけては むこうが上。とりこまれてしまうぞ。」

「「は、はい!」」

 京子ちゃんともども 思わず恥じ入ってしまう。

「ですが!早急に 院にお会いして…その白拍子をどうにかせねば…帝のお命が危ういのでは?」

「そうですよ!敦賀さんのいうとおりです!」

 あんな卑劣な呪詛 仕掛けてくるんだから!

「次は どんな悪巧みしかけてきやがるか わかったもんじゃない!」

 不破さんも 怒り心頭で 吐き棄てる。

「…院に…お目通り…となると、法親王様にお願い申し上げるべきですね…。」

 社さんの声に、緒方さんが ためらいつつも うなずいた。

「は、はい。私でしたら…宴のたびに 笛の御所望を賜りますので…。」

「また 院には 派手な宴が お好きであらせられるから 好都合ですね!」

「貴島殿…!ご無礼な ものいいは…。」

 社さんがたしなめるのも 無視して女たらしが続ける。

「緒方様。私たちもなんとか その宴に もぐりこめませんか?」

「無茶です!恐れ多くも 院の宴ですよ?貴島様!」

「尚でも…だめなの?」

「あたりまえだ!内裏には 奏音のひきがあるから 入れるが!」

「でも…不破さんの家は…高位だし…偉いんでしょう?」

「だからこそ 厄介なんだよ!理由もないのに 出向こうものなら…痛くもない腹さぐられて…!」

「下手すりゃ謀反の相談!なぁんて いわれちゃいますよねぇ。」

「石橋殿!」

「あ。失礼!つい…職業上…。」

 社さんの戒める声に 石橋さんが頭をかく。

「そういえば…石橋さんのお仕事は?」

 京子ちゃんが 改めて聞く。

「町の鍛冶職人…です。表向きは…。」

「裏は?」

「密偵です!」

 はっ?

「一見 平凡な町人。だが その正体は 役人。
 大衆の中にまじって、ひそかに 世間の怪しい動きを内偵するのが任務なんですよ。」

 …要するに…スパイ!?

「やー。でも、正体隠すためにはじめた カラクリ細工のほうが やたら 性にあっちゃって!
 ついつい 任務なんか どーでもよくなっちゃうんですけどねー!」

 はっはっは

 ごうかいに笑い飛ばす

 ものすごく よく言えば 実におおらかな…

 …こんな…能天気な人が!?

「…そんなに 人材不足なのか?検非違使庁は…。」

「う、うまく 市井に溶け込みきってるのですよ!」
 
 女たらしのつぶやきに
 部下をかばう社さんの声は どうにも力がなかった…。

スポンサーサイト



総もくじ  3kaku_s_L.png アナザー・スキップ・スキップ・ビート!
もくじ  3kaku_s_L.png メッセージ
【遥か №24(side:蓮)謎の女】へ  【遥か №26(side:蓮)挨拶】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【遥か №24(side:蓮)謎の女】へ
  • 【遥か №26(side:蓮)挨拶】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。