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遥かなるスキップ・ビート!

遥か №30(side:蓮)緑の炎 

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「ふふん 命がけでかばう愛情…美しいことだ…。」

 やつが…レイノが せせら笑う。

「安心しろ。みんな仲良く あの世にいかせてやる!」

 その不気味に長いつめを組み合わせて 何事かを唱えだした。
 たちまちに周囲が暗くなり 空中に雷が起こる!

「…まずい…こいつは 金(ごん)属性!」

 クー先生が 舌打ちをする。

 私も尚殿も木属性!金には 攻撃が効かない!!

 神子殿も木属性…

 という以前に
 あのご様子では とうてい戦闘どころでは ないだろう!

 ひしっと 皓殿に すがりついておられる。

 雷の電撃が 次第に形を作る。

 たちまちに
 ウニか栗のような とげだらけの金属物体になる!

「尚君!攻撃はすべて 跳ね返される!防御と補助に徹してくれ!!」

「は、はい!」

 ご自分の着物を切り裂いて
 必死に皓殿の止血をしていた尚殿が すぐに懐から紙を出す。

「有馬山 猪名野笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」

 すうぅと 紙が上空に舞い上がり 風となり 私たちの周りをぐるぐると舞い始めた。

 ほぼ同時に
 やつが とげの塊を こちらに放つ!

 ぱしっ ぴしっ

 尚殿の術で生まれた風の渦が とげ玉を すべて弾き飛ばしてくれている!!

 風の結界の中
 クー先生も 土牢の術で相手の動きを封じようとなさっている

 …が!

「あ、あいつ…!空まで飛べるのか!?」

 せせら笑うように 地面から突き立つ土つららの上に立つ!

「…相当な力の持ち主…だな…。」

 混乱・睡眠・停止…尚殿と先生が繰り出す あらゆる弱体の術が まったく効かない!

 金属性のお二方の術は かえって相手を利するのみなので 手を出せない!

「くそ!防御に徹するしかないなんて!!」

 尚殿が 歯噛みする。

「…木と木は、すりあわせれば 熱を生み出すの…。」

 …!?

「神子殿!」「京子!」

「敦賀さん 尚 協力して!!私たち 3人の協力技は 火属性に転じる!
一気にやっつけましょう!!」


「そのとおり…さすがだ 神子!」

 先生が やさしくほほえむ。

「この事態で…よく…。」「さすがだな…」
 
 社殿と貴島殿が 感嘆する中 神子殿が静かにわれらの手を取る。

 その瞬間
 なすべきことが 伝わってきた!

「攻撃するには 防御を とかねばならない。チャンスは 一度だけだ!」

「「「はい!!」」」

「いくわよ!」

「ああ!」

「はい!」

 尚殿が風の術をとめる。
 前に出て やつに対峙する。

「…おや?いいのか?その風の籠から出てきても…」

 やつが 馬鹿にしたようにせせら笑う。
 
 先生や 金属性のお二人が
 やつのうごきを 少しでも封じようと 補助の術を 連発してくれている

 その間に われわれが!

「人の知 地の利にしかず!」

 尚殿が放った紙が 大きく頭上で広がる

「地の利 天の時にしかず!」

 俺が 頭上にかざした太刀に竜巻が巻き起こる

「天の時…」

 神子殿の刀が 宙に浮き 光を放つ。

「「「人の和に及ばざるなり!」」」

 3人の声が唱和したとたんに すさまじい熱風が起こった!!
 
「う!?」

 熱い風の渦巻きは やつをぎりぎりと縛り上げる。

「く、くそ!?に、人間などに!!」

 しぶとい!

 まだ 抵抗している!!

「これでも くらえーー!!」

 !?

 いきなり
 別の声が やつの後ろから聞こえる。

 …かと思うと!

 唐突に やつの頭上に 火の花が咲いた!
 
 小さな火の塊が 雨あられとやつに襲い掛かる。

「う!うわぁぁぁぁ~!!」

 すさまじい悲鳴をあげて やつが倒れた。

 や
 やった!!

「石橋さん!!」

「い、いいところに きてくれた!!」

「そ、そんな!すみません!遅くなって!俺が 唯一の火属性なのに!」

 神子殿と尚殿の賞賛に 石橋殿は謙虚に頭をかいた。

「とりあえず このものは 捕縛し…」

 言いかけたことばが とまる。

 い、いない!

「…逃げられたか…。いや 何者かが 手を貸して逃がしたのだな…。」

 クー先生が 苦々しくつぶやく。

「な、何者が!」

「要するに あの敵より さらに 上手がいる…ということだ…。」

 あ
 あれより

 まだ!?

「どこへいったか わからない敵 おいかけても意味ないです!それより!皓君を早く!!」

「ああ…何とか 血はとまったが…休ませたほうがいい」

「父に!院に!お部屋と医師の手配を…」

「いや。説明が厄介だ。私の庵に連れて行こう。」

 そういって 先生は 石で地面に一間四方の四角を書く。

 手を置いてなにやら つぶやいたとたん
 ぼこっと地面が下がり 階段が出てきた!

「「「「な!?」」」」

「この階段を下りて またあがっていけば わたしの庵につく。」

「こ、この院御所に そ、そのような 抜け穴が!?」

「いや。地面さえつながっていれば どこからでも出せるさ。細かいことは 気にしないでくれ。」

 …そ、そんな!

 大いに 気に します!!ものすごく!!

 何者だ?!この先生は!!! 
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