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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№3(京子)

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「いやー、ホント大したものだっ!最上君!」

「本校から 学力テスト 全国1位が出るなんて!我が校の歴史50年!初の快挙ですよ!」

「しかも、全教科満点なんだから すごい!」

「あ、ありがとうございます」

 …

「放課後 職員室に来い」

 なんて 呼び出されるから 何事かと思ったら…。

 ホントびっくりした!

 校長先生 教頭先生 他 いろんな先生方に 職員室でわっととりかこまれて!

「実は どうしようかと迷っていたんだけどねぇ。
 2学期も 終わろうかという11月に いきなり編入したいという申し入れがあったときは」

 改めて 校長室に招かれ、応接セットに座らされる。

 開口一番 校長先生に そう切り出されて ひやりとする。

「あ、あの節は ご配慮賜り…!」

「いやいや!編入試験も 全教科満点だったし!!」

 校長先生は 鷹揚に手を振って 立ち上がった私に 座るよう促した。

「やはり 見込んだとおり いやそれ以上に優秀な生徒で、本当にうれしいよ!」

「あ、ありがとうございます。」

「礼を言うのは、こちらのほうですよ。」

 校長先生は どこまでも機嫌がいい。

「数ある高校の中で、うちを選んでくれたアカトキの社長には、感謝しないと!」

「いえ!そ、そんな…感謝申し上げるのは こちらのほうです!」

 たらり

 背中に 冷や汗が流れる。

 実は
 他には さんざん断られ
 ここは 11校目でした…とは 言えない!

 無理もない

 半年も遅れて
 しかも ぜんぜん高校に行ってない生徒なんて

 受け入れためらわれて 当然だろう。

 アカトキの社長が ここの校長と 懇意だったとかで むりやりねじこんでくれたのだ。

 ショーちゃんは ものすごく不満そうだったけど…

「お前の学力なら もっとレベルの高いとこいけるのに!!」

 …って。

 それにしても
 いきなりどうしたんだろう。

 何があったのか

 1月前のあの日
 泣いて 私を抱きしめていたショーちゃん

 以来、
 がらっと 人が変わってしまった

 我に返った彼が まずしたこと
 
 それが 私の高校編入

 バイトは 全部やめるよう『強制』されて…

「それじゃあ これからも ますます学業に励んでください。期待してますよ。」

「ありがとうございます、失礼します。」

 ケーキや紅茶までいただいて(味なんて わからなかったけど!)
 校長室から 出られたのは たっぷり 30分もたってからだった!

 ふぅ…。

 ため息つきながら 腕時計を見る。

 ショーちゃんが買ってくれた Diorの腕時計
 ピンクの細い革バンドがスパイラルに巻いてるしゃれたデザインだ。

 16:30!

 大変!

 今日は、ショーちゃん 早めに帰れるって言ってたのに!

 早く 夕飯の支度しなくちゃ!

 冷蔵庫の中は 何が残ってたかな!?

 野菜や肉は
 ショーちゃんが ネット契約買いしてくれてる。

 私に 重いもの持たせたくない…って。

 自転車置き場に向かいながら つい顔がほころんでしまう。

 本当に
 最近のショーちゃんは 別人のよう

 すごく やさしくて

 ― My Heart~♪ ―

 あわてて かばんの底の携帯電話 引き出す。
 (授業時間が終わったら 自動起動するよう設定しているのだ。)

「ショーちゃん?どうしたの?」

 私の携帯番号知ってる人なんて 限られてる。

 全員に違うメロディあててるから 着メロで見分けられるのだ。

「キョーコ!どうして部屋にいないんだ!?もう、着いてる時間だろう?」

 いきなり ショーちゃんの焦った声。

「あ、あの…ちょっと先生とお話してて…」

「事故とかじゃないな…?」

「う、うん!心配かけてごめんなさい。」
 
「なら、いい。気をつけて帰れよ。あわてなくていいから。」

「うん!」

「オレも 今日は 18時には帰…はい!今 行きます!…ごめん、出番だ…」

「ええ、お仕事がんばってね。」

「ああ、じゃ あとで。」

 ショーちゃん…
 すっごく忙しいのに 隙間を縫って…

 無理して 電話してくれたんだ…!

 携帯抱きしめて 幸せに浸る。

「それを うれしいと感じる 浅はかさが ストーカーを生むのよ。」

 …!?

 冷ややかな声に 思わず振り向く。

 っ!!!

 ストレートのつややかな長い黒髪が背中の真ん中まで届く
 
 お
 大人っぽい 美人っ!

「あ、あの…?」

 だ、誰 この人!

「わたし、琴南奏江」

 タイの色は緑
 …ってことは、2年生…?

 なんで 見も知らぬ上級生が…?

「頭脳は優秀でも精神面はガキね。独占欲と愛の見分けもつかないようじゃ。」

 !!!???

「あ、あの…ど、どこかで お会いしました…?」

「1年の分際で…」

 ぎろっとにらまれて ぞっとする。

「私たち2年や3年と同じ模試受けて 満点トップとってるような 人外の化け物!!
 この高校で 知らない者 いるとおもうのっ!?」
 
 じっ
 じんがいのばけもの!?

 そ、そういえば
 早くから 雰囲気に慣れさせるために…って
 本来なら 3年生対象のテスト 全員 受けさせられたんだった!
 
「はっ、がっかりだわ。少しは 手ごたえのありそうな人材かしらと 期待したのに」

 ちろんと 上から目線で私を見る。

「こぉんな ゆるゆるでれでれな がきんちょとはね!」

 ゆっ!?

 言うだけ言って 美女はきびすをかえして 去っていった。

 な
 なんなの!

あの人は!!

 


 
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