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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№12(尚)

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「な、なんで 京子のほうを 敵役に!」

 恋人の天使のほうでいいだろう!?

「私も 最初はそのイメージでオファーしたんだけど…」

 祥子さんが ため息をついた。

「それなら!」

「だって あなた 演技できないもの。」

 ミルキちゃんが あっさり言い放つ。

「ためしに 京子ちゃんの恋人天使で撮った この映像ごらんなさい!」

 言われて
 しばらく モニターを眺める

 …が

 優しく抱きしめて 口付けをして…愛をささやいてる

「どこが だめなんだ!?しっかり 恋人演じ…」

「てない!全然!素のあなたが だだもれ!流しっぱなし!!!」

「…ですよね。もう、見てたら 完全に 丸わかり。演技してませんもの、不破さん。」

 琴南って女も言い添えてくる。

「い、いいだろう!?『恋人』の役なんだから!!」

「世間に 京子ちゃんを披露して、公表するのなら…ね。」

 う”

「でも、できれば それは避けたいんでしょう?
 マスコミや妙なストーカーに狙われると大変だから」

 にっこりと 祥子さんが口をはさむ。

「なのに、こんな映像流れたら 誰にだって わかっちゃうわよ?」

「…くっ!」

「…というわけで。」

 くるっと ミルキちゃんが 琴南のほうを振り返る。

「恋人天使役は あなたに お願いするわ。」

「はい、お任せください!」

 にっこり うなずいた琴南が オレにだけ聞こえる声でささやいた。

「京子の時みたいに 濃厚にしなくていいですから。ライトタッチでよろしく!」

 い
 言われるまでもないっ!!

さっきとはうってかわって あっさりと終えた琴南とのシーン

…の次が キョーコが オレを 塔から突き落とす場面

 待てよ?

あ、あっちのキョーコは
あのとき、LME所属で研修所にも通っていたが

こっちのキョーコは まるっきり 演技には ど素人!!

さっきの
天使二人が戯れるシーンでは
相手役の琴南が うまくリードしてたが

キョーコから アクション起こすしかない この場面!

できるんだろうか!?

「京子ちゃん 尚 スタンバイ OK?」

「あ、ああ」「はい」

「アクション!」

 長い金髪 白い衣装
 キョーコが オレから5mほど離れた位置に立っている。

 じっと オレを見つめる。

 哀しみに満ちた瞳で

 …哀しみ…?

 そういえば

 最初の
 恋人天使 演じてたときから
 キョーコは どこか 変だった!

 カメラの前で 緊張してるのだろうと 思っていたが…。

 ゆっくりと
 白鳥が水面をすべるように優雅に
 キョーコが オレに近づいてくる。

 その瞳から 涙のしずくが落ちる。

 …目が 離せない。

 わかっていても、
 おぼえていても…離せない。

 ゆっくりと キョーコの手がオレののどにかかる。

 落ちるよう設計していたバルコニーから 落下し
 落ち始めてようやく『そうだ ここで目を閉じるのだ』と気づく。

 何とか 閉じるのがまにあった。
 命綱でつられて 床に着地する。

 ミルキちゃんからは 上機嫌でOKがでる。

「…キョーコ!」

 まっさきに キョーコの元に駆け寄る。

「おつかれさま!ショーちゃん!今日は、一段とかっこよかったよ!」

 いつもの
 優しい笑顔
 …に ほっとした。

「ああ。おまえも、一段とかわいかった。」

 そっと そのほほに口付ける。

 まだ かすかに涙にぬれていたが
 キスを受ける その顔はいつもどおりのくすぐったそうな表情だ。

「…尚っ!せっかく VTR撮り スムーズに行ったことだし アレンジメント仕上げちゃうわよ?」

「『職人』さんは 人任せにできないんでしょ?」

 ミルキちゃんと祥子さんが 強引に引き剥がしに来た。

「いいかげんにして。厳重に口止めしとくけど どっからもれるかわからないんだから!」

 こっそと 祥子さんが つぶやく。

「それじゃ、私たち ここで失礼します。」

「あ、ありがとうございました。」

「お疲れ様。琴南さん、京子ちゃん」 

 琴南にひっぱられるようにして
 キョーコも 控え室に消えてしまった。

 そういえば

 あっちでは、琴南は キョーコの親友だったが。

 こっちでは、どうなってるんだ?いったい。
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