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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№13(京子)

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「…あの…琴南さん?話って…。」

「単刀直入に 聞くけど。」

 ショーちゃんのプロモ撮りが無事終わったあと
 「話がある」と言われて、カラオケ個室に誘われた。

「アンタ もしかして もう身ごもってる?」

「はぁ?!」

 な、なにを!

「もー!この際、隠し事なしよ!さっきの反応 絶対、ただごとじゃなかった!」

 彼女が どんと テーブルをたたく。

「何ヶ月!?アイツは知って…たら 仕事なんかさせないわよね。
 なに、もしかして こっそり始末する気?!」

  ― あのとき、始末しておけば

「もぉおーー!!だめ!だめよ!それだけは!!
 小さくても 命は命なんだから!第一、母体にだって…」

  ― 生むんじゃなかった

「ちょっと!キョーコ!?」

 がくがくっと 肩揺さぶられて はっとする。

「もー!さっさと、教えて!妊娠してるの?!」

「し…」

「し?」

「…てない…。」

 どっさ
 琴南さんが 座席に座り込む。

「もー!まぎらわしいわね!アンタが 変な反応するから 私 てっきり…」

 っく

「な、なによ。何で 泣いてるのよ。」

「…してない…」

「もー!わかった!わかったわよ!ヘンな疑い持って悪かったから!謝る!ごめんなさい!」

「してないもん…」

「だから、もー、わか…」

「こ、子供ができるようなこと…」

「わか…はっ!?」

 ぎょっとした顔で
 モー子さん(だって いつもモーモーいってるから!)が 私を見る

「…だって…一緒に住んでるんでしょ?」

 こくん

「恋人同士…よね?」

 こっくん

「あちゃ~…失敗した…。」

「…え?」

「あの坊やが そこまで紳士でいい男とは 思わなかった。
 てっきり ガキのくせに 純な子たぶらかして やりたいほうだいやってるやつかと…。」

 は?

「そうと知ってたら もう少し ていねいに応対すればよかった。
見抜けなかったなんて一生の不覚よ!」

「 あ、あの?」

「…そういえば…堪さんも 『礼儀正しいと評判のスターだから、立ち居振る舞いに注意しろ』って
言ってたのよ。 あー。まずったなぁ~。」

「モー子さん?」

「って、何?!それ!もしかして 私のこと!?」

「だ、だって いつも もーもーって言うからっ!」

「そっ、そーゆーこというなら アンタにも 思い切り恥ずかしいあだ名つけてやるから!」

 …っ

 ぽろっ

「って!どうして泣くの!?また、そこで!!」

「ご、ごめん。うれしくて!」

「は?」

「わ、私 誰か 同世代の女子とこんなふうに バカ話 したことなかったから…。」

 ショーちゃんは すっごく素敵でかっこよくて
 校内だけじゃなく 地域全体の女子たちのあこがれのまとで

 だから
 一緒に住んでて(単に預けられてただけなのに)
 ショーちゃんに 一人だけ 呼び捨てで 名前を呼ばれてる…だけで

 嫉妬と羨望の的になって 徹底して 無視といじめの対象にされた。

「はぁ~。なまじ かっこいい彼 持つと そういう苦労もついてまわるのね。」

 モー子さんが いやそうにつぶやいた。

「アイツはどうしてたのよ。アンタをかばわなかったの!?」

「ショーちゃんには 気づかれないようにしてたし…。」

「そこを気づけるのが 男の度量ってものなのにね!」

「そんなことない!」

 がっと 立ちあがった。

「ショーちゃんは そこにいるだけで 私に勇気をくれるんだもの!」
 
「あ~。はいはい。わかったから。」

 投げやりに 言い捨てて モー子さんが ウーロン茶を飲み干した。

「ねえ、キョーコ」

「え?なに?」

「あなた」

 にっこり、天使のような笑顔で ほほえんだ。

「私と同じ部に入らない?」

「部?」

「ええ!愛と勇気を与えてくれる 素敵な部よ。そこで 私と一緒に」

 ぎゅっと その手を握られた。

「仲良く 活動しましょう?」

 愛
 勇気

 一緒
 仲良く

 同世代の女の子から
 こんなお誘い受けたの

 生涯で 初めての快挙!

「喜んで!!モー子さん!!」

 がっしりと その手を握り返した。

「うれしいわ!キョーコ!!」

 モー子さんの笑みが 女神のように輝いた!

「これで、あなたも ラブミー部員よ!」

 …は?

 ら、
 らぶ みぃ部…!?

 な
 なに それ?!





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