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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№33(京子)

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…。

なんだろう この感じ

どこかで 見たことがあるような…

「デヴューしたばかりの大型新人グループ!ビー・グールの皆さんでした!!」

 きゃ―っ!!

 若い女性たちのすさまじい嬌声

「よくまあ ああまで ミーハー受けする顔ばかり 集めたわよね。」

「前から思ってたんだけど モー子さん…って あまり 美形とかに 動じないのね。」

「私も含めて うちの家系って美形ぞろいなんで 免疫ついてるの。」

「 それ…自分で言う!?」

「…そ し て !」

 うっ!?

 モー子さんの形相が 怒りにゆがんできた!?

「美形だからって 中身もいいとは 限らないって もー、いやってほどわかっているのよっ!!!」

「も、モー子さんっ!」

「さぁ それでは!次のゲスト!こんどは 話題の美少女コンビの登場です!」

 司会者の声が響く。

「さ、出番よ。」

「う、ん」

 うー
 生番組ってなんとも緊張する!

 京子ちゃーんっ!

 奏江さまーっ!

 さっきとは うってかわって 客席から 野太い声がこだまする。

「『お姉さまと呼ばせて』№1琴南奏江さん!『妹と呼びたい』№1京子さん!
 今、話題沸騰!LMEの誇る新人コンビです!!」

 うぉぉぉぉぉ!!

 司会者の派手なあおりに
 客席の声援は 雄たけびに変わっていった。

 私たちは コーナーの一角にあるソファに招かれた。
 そこには すでに先客がいた。
 今日のもう一組のゲスト ビー・グールさんたちだ。  

 5人組のユニット
 そろいもそろって 薄化粧のヴィジュアル系 アクセサリーじゃららら

 …あ
 そっか!

 どこかで見たことあるはずだ

 ショーちゃんが
 当初 こういうスタイルで売り出していたんだった!

 今は
 本格派…に転向して
 魂のこもったバラードが ファン層を広げて

 もうファッションも シックで落ち着いたものに変わって
 ちゃらちゃら じゃらじゃら アクセなんか つけなくなってる。

 せいぜい…

「どうです?ビー・グールの皆さん。今をときめく 美少女コンビ 目の前にして。」

「ええ。すごく光栄です。」

「こんな機会じゃなければ お話しすることもないでしょうし…。」

 当たり障りのないマニュアルどおりの返事だ。

 しばらくは 毒にも薬にもならない 台本どおりの会話が続いた。

「そういえば 今日はホワイトデーですよね?お返しなんかいただきました?」

「ええ。義理チョコばかりだったので 義理キャンディばっかりですが…。」

 どっきん!

「京子さんは?」

「…え。あ、あのっ あのっ!」

「おっやぁ~?その反応!京子さん さては 本命チョコの相手から 本命返しもらったとか!?」

「この子 3倍返しって習慣に慣れてないものですから。」

 すっと モー子さんが助け舟をくれる。

「義理チョコに 5万円もするようなお返しもらっちゃって 困ってるんですよ」

「なぁんだ!その程度?!」

 司会者が わざとらしく大声をはりあげる。

「京子さん!芸能界の男なら 金持ってるし!そのくらい 気にしなくていいですよ!」

「そ、そうなんですか?」

「そうそう!君みたいな 可愛い子にもらって キャンディじゃ 男の沽券にかかわるし!
 俺だって 絶対そうするな!」

「…あ、ありがとう…ございます…。」

 ほっとして気が緩んだ。

「おかげさまで 気が楽になりました!」

 にっこり ほほえんだ。

 …と
 司会者の方が ぴきんっと固まってしまった。

 …ん?

「バカ…っ」

 ぽつっと モー子さんがつぶやいた。

「さすが 太っ腹ですねー。木戸さんの後輩に なりたいです!私!!」

 モー子さんが突然張り上げた声に 司会者の木戸さんが はっと我にかえった。

「でしょう!?だから 琴南さん!来年は 俺に 義理チョコ忘れないでね!」

「はい。喜んで。」

 和やかに笑い声が起こって 場がゆるんだ。

 ほっ

 実は
 もう1個 まずいものがあるんだけど

 この分なら どうやら 気づかれ…

「そういえば 京子さん その小指…」

 口数少なかった 美形グループのボーカルが ぽつっとつぶやいた。

 ぎっくぅぅぅ~!!

「赤い糸みたいに見えるけど…指輪ですか?」

 め、めざといっ!

 隠すようにしてたのにぃ!!

「へぇ~。ちょっと 見せて!」

 たちまち 司会者が興味を示す。

 びくびくと 手を差し出した。 
  
「うわー。ぐるり ルビーとダイヤで囲んでる!すごいピンキーリングだねぇ。」

 まじまじと見つめながら 司会者が叫ぶ。

「これが、さっき言ってた?…いや これ 5万円じゃ すまないよなぁ…。」

 …え!?

「も、もっと…高い…んですかっ!?」

「うん ルビーもダイヤも クォリティ高いし…地金 プラチナだし…100万は軽いかな。」

 っ!?

 うそっ!?

「あー!なんか 見覚えあると思ったら!!」

 突如
 キーボードの人が すっとんきょうな声を張り上げる。

「それ!不破尚さんもしてた!今日!同じ左手小指に!!!」

 っ!!!

 い、
 いきなりばれた!

 今朝 ショーちゃんにもらったばかりなのにぃぃっ!! 








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