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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№66(尚)

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「まあまあ よぉ お越しやす。白鳥様、黒田様…」

 梅花の香り漂う威厳あふれる玄関 黒光りする木の廊下

 おふくろが
 来客用の極上の笑顔貼り付けて 俺たちを出迎える。

「ささ!お二人には 特別に離れのお部屋ご用意いたしました。ご案内申し上げます。」

 優雅に立ち上がる身のこなしは 相変わらず

 来年には 40になるはずなんだが…

 20代だと 言い張っても なんとかなりそうなこの容姿

 つくづく 狐だ!

 わが母ながら!!

「逃げんと よぉ戻ってきたなぁ 松」

 離れに案内され 
 周囲に人がいなくなったとたん
 お袋の態度が ガラッと変わった。

「『来ないなんて ぬかしたら アンタの本名 ネットでばらまいたる ゆうたって』って、
 キョーコ通じて 脅迫したのは 誰だよ!」


「そやったかしら?忘れたわぁ そんな昔の話…」

 こんの…アマっ!!

 わ、わずか2日前のことを!!

「それにしても なんやの?そのべたな変装。黒縁めがねに ばさばさ黒髪 ほんまダサいなぁ」

「オレはこれでも 少しは名の知れた歌手になってるんでね!
 素顔さらしたら 街なんか 一歩も歩けないんだよ!」


「それならそれで キョーコちゃんみたいに おしゃれにイメチェンすれば ええのに。」

 茶髪ショートカットのキョーコに
 菓子 勧めながら おふくろが なお ぶつくさ言う。

「…わざわざ いやみ 聞かせるために 呼びつけたのか!?」

 この3日のオフ ひねりだすために
 どれほど 祥子さんに 苦労かけたと思うんだ!

「心配して その後の様子確認したい思うのは 自然の情というものやろ?」

 お袋はしれっと答える。

「息子に駆け落ちされた親として」

 うっ!

 がったーん

 キョーコが 湯飲みをひっくり返していた。

「キョーコ!」

 あわてて その手をつかんで皮膚の色を確認する。

「まぁ キョーコちゃん 大丈夫か?!やけど せぇへんかった!?」

「だ、だいじょ…」

「来い!」

 キョーコを強引に立たせて 洗面台に連れて行った

 水道をひねって 流水の下に その手を置かせる。

「少し赤くなってる!冷やしとけ!」

「…う、うん…」

「…まあ せっかくの京都や。二人で ゆっくり堪能してきなはれ。」

 ゆっくりと お袋が立ち上がる。

「今年は 開花がはよぉて どこも桜がきれいやで。」

「は、はい。ありがとうございます。女将さん」

「夕飯は7時でええな?こっちに 運ばせるさかいに。」

「…ああ…。」

 さっさと
 お袋は 部屋を出て行った。

 ???

 なんだ?

 強引にオレたちを 呼んだわりには… 
 
 やけに あっさりしてる

 なんのために
 脅迫まがいに オレたちを呼び寄せたんだ!?

 あの女狐は!

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