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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№73(京子)

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 ほー、ほけきょ

 ん…?

 あ…さ…?

「…ショーちゃぁん そろそろ 起き…」

 ぎゅっと抱きつこうとした手が 空を切った。

 あ、あれ?

「ショー…ちゃん?」

 ぽふぽふ

 さぐってみたけど
 お布団は からっぽだ。

 え!?

 う、生まれてこのかた
 私より早起きなんか 絶対したことないのに!

 がばっと起き上がる

 雨戸のせいで 部屋の中は暗い

 がらがらと 雨戸を開けてみた。
 たちまち 春の陽射しが 差し込んでくる。

 でも
 ショーちゃんは どこにもいない…。

「ショーちゃん?」

 お風呂場にも お手洗いにも どこにもいない…!

 置いて…いかれた…?

 ひやり

 背中に冷たいものが走る。

「ショ、ショーちゃぁぁぁぁん!!!」

「…キョーコ!?」

 っ!

 離れの庭の向こうにある木戸から ショーちゃんが入ってきた!

「ショーちゃん!!!」

 たたたっと 駆け寄る。

「キョ、キョーコ!はだし!」

 ショーちゃんが あわてて走りよって ひょいと私を抱き上げた

「ばか!足に怪我でもしたら どうする!!」

「う~」

 ぽろぽろぽろぽろ
 涙が こぼれてくる。

「!どうした!?どこか、切ったのか!?」

 あわてて私を縁側に座らせて 足の泥をはらってくれる。

「…怪我はないようだ…。」

 ほっとした声になって ショーちゃんが私を抱きしめる。

「よしよし。小石があたって痛かったんだよな?今、洗ってやるから。」

 そのままお風呂場まで 抱いていってくれて
 湯治場のいすに座らせて お湯でていねいに足を洗ってくれた。

「痛いところはないな?」

 こっくん

「ならよかった」

 乾いたタオルで足を拭いてくれて
 ショーちゃんは もう一度 私をお布団のところに運んでくれる。

「まだ、6時だ。せっかくの休みなんだし、もう少し寝ろ。」

 ぎゅっ

 お布団に入れてくれて 離れていこうとするショーちゃんの袖をつかむ。

「横にいて…」

「おれ…は 目がさえて…」

 うるっ

「…!」

「…横に いて…」

 じわっと
 目の奥が熱くなって 視界がぼやけてくる

「…わかった!わかったから…!」

 重いため息をはいて ショーちゃんが横に入ってくる

 ぎゅううう

 すぐに
 ショーちゃんに すがりついた

「…キョ、キョー…」

「置いていかないで…」

「…え?」

「一人ぼっちに…しないで…」

 おかあさん

 おかあさん おいていかないで

 おかあさん!
 一人にしないで おかあさん!

「っ!!」

 ぎゅうぅううううう

 ショーちゃんが 思いっきり強く私を抱きしめてくれた。

「ああ、大丈夫だ。ここにいる。」

 耳元に優しくささやいてくれる。

「ずっと おまえのそばにいる…ずっと…!」

 何度も何度も ささやいてくれる。

 私が
 もう一度 眠りの世界に戻るまで…ずっと…。

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