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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№90(尚)

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「親父の仕業か!なんで 勝手にOKなんか 出したんだっ!」

 ユウヒグラフ握りしめて
 携帯の向こうにいる親父に向かって叫んだ

「え?い、いや だって…『和服の似合うお美しい奥様』って…
 そりゃ 母さん以外にないだろう?」

「どさくさまぎれに のろけるなーっ!!」

 いい年して
 おくめんもなく!

「そうは いうがな。」

 親父が やけに反響のいい声で オレを諭す。

「そもそも、おまえが 向こうに 連絡先として 俺の名前なんか 教えたのが悪い!」

 う!

「俺は、ただ『久永という男から 何か送られてきたら 転送しろ』としか 聞いてなかったぞ?」

 …そうだった…!

「悪かった、オレの説明不足だった」

 いさぎよく わびた。

「でも、今後は『絶対に 公開は許可しない』って言い張ってくれよな。」

「あー そ、それが…」

 とたん
 親父の声のトーンが下がる

「どうした?」

「雑誌出たとたんなんだろうなぁ。今日 立て続けに いくつか 電話があって…。」

「まさ…か」

「全部に OKだしちまった すまん…まだ 雑誌見てなかったから…」

 ~!!

「どこと どこと どこだ!?」

「い、忙しいときだったんで…」

「メモの一つも 残してないのか!?」
 
「待っとってな、松。今、着信履歴を見るさかいに…」

 いきなり
 おふくろの声が わりこんだ

「!?母さん、な、なんで…」

「今、お父はん 包丁とぎながら 話しとったさかい スピーカーモード。丸ぎこえや。」

 ま、まさか

「従業員は もう 全員 ひきあげとるから 気にせんでええ。」

 ほっ

「それより どないする?アンタの偽名は すぐばれるで。
 久永はん お父はんに『直接 挨拶に来たい』って おっしゃってたそうやから。」

 …。

 ここまできたら 仕方ない!

「素顔さらして 直接 交渉する」

 オレの記憶が確かなら
 この受賞を皮切りに 久永は ほどなく超売れっ子カメラマンになる

 下手な小細工は 通用しないだろう

「久永さんの連絡先 教えてくれ」
 
 こんなことなら
 あのとき 名刺 受け取っておけばよかった!

「『東京で 受賞記念個展 開くから 来てほしい』って 招待FAX届いとったさかいに」

 おふくろが クリアな声で返事をする。
 スピーカーモードを切り替えたようだ。

「会期 明日からや。直接 会場に出向いたらええ。こっちから FAX転送したげる。」

「ありがとう、頼む。じゃ、また…」

「そうや 松」

「ん?」

「久永はんにおうたら あの受賞作品 大きいパネルでほしいって 頼んでおいてな?」

「なっ!」

「ああいうキョーコちゃんも えろう魅力的やものぉ~。飾っておきたいがな!」

「おふくろぉ~!」

「ほな、頼んだで、またな。」

 言いたいだけ言って 一方的に切れる。

 …。

 何度も思うことだが

 おふくろと血がつながってるの 確かに オレのほう…だよな!?
 


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