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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№101(Y 尚)

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「…京子ちゃん…!」

…ん?

 …祥子さん…?
 なんだ?この…焦った声…。

 それに 今 なんて…?

「おひさしぶりです。祥子さん …不破…さん…」

 っ!?

 この声!

 キョーコ…!?

「やあ 不破君 おひさしぶり お元気そうだね。」

 にこやかに 声がかかって
 初めて その隣に やたら背の高い男が立ってたことに気づいた。

「…あの…。不破さん、体調は…大丈夫…ですか?」

 『女』が オレに話しかけてきた。

「昨年の秋 急病とかで ひと月も休養とってたから 心配してたんだよ?」

長身の…すかした男…が 傍らから 言い添える。

これ…は…!

 敦賀 蓮っ!?

 記憶にあった姿より やや貫禄はましているが…!

「お、おかげさまで もう すっかり!ね、尚!」

「え、ええ。ご心配おかけしまして申し訳ありませんでした。」

 上の空で 刷り込まれたあいさつ文 読み上げながら
 目は…どうしても 吸い込まれるように 女に向かう…。

「それは 何よりだね」

 すっ

 敦賀が
 女の前に出て さりげに背の後ろに隠す。

「最近の曲は まるで若返ったように 明るくて元気がいいと 評判だし…」

 うっ!

「ここ半年は、グラマー美女な恋人たちが とっかえひっかえ 傍らにいるとか。」

 …!

「いいことだよ。君は まだ34歳なんだし。青春 存分に謳歌したらいい」

 なんだ?

 なんで コイツ…敦賀の野郎は こんなに 上機嫌なんだ?

 やたら にこやかだ…!

「…女将さんも きっと 安心なさってるわ。」

 ふんわりした柔らかな茶髪が 背を覆う
 …妖精のような 愛らしい美女が ほほえんだ。

「早く 身を固めて…お孫さんの顔 見せてさしあげてね。」

 やさしい 思いやりに満ちた声音
 オレが 知ってる…時より さらに 深みを増した…

「では、これで失礼するよ。不破君、日本凱旋公演ツアーがんばってね。」

 つんつん

 祥子さんに ひじでつつかれて
 あわてて 決まり文句を 読み上げる。

「あ、ありがとうございます。がんばります!」





「…はぁ…緊張した!」

 控え室入ったとたん
 祥子さんは どっさとソファーに腰下ろした。

「でも…どうやら あの二人にもばれなかったみたいね!よかったぁ~!」

「心だけ 18年前から 跳んできました…なんて 誰も信じやしないさ!」

「ま、まぁ…ね。」

 祥子さんの重い返事に ため息が出る

 …まだ
 『これ』が
 単なる記憶喪失だって 思ってるんだな!?

 祥子さんでさえ!

「それにしても…」

「え?」

「さっきのあれ…キョーコ…か?」

「…え、え、ええ!」

「かわりゃあ変わるもんだな!あんな 地味でださかったガキが!」

 さては、全身整形でも しやがったのか?

「…。」

 ふぅ

 祥子さんが ずいぶんと深い ため息を吐いた。

「…祥子さん?」

「い…え。ごめんなさい なんでもないの。」

 にっこり 祥子さんがほほえんだ。

「でも、それ 口に出しちゃダメよ?京子ちゃんは、いまや『世界の妖精』
 アメリカ大統領でさえ 彼女の大ファンなんだから」

 はっ!?

「あ、あの!地味ださ女が!?」

「今の…彼女見て まだ そういえる?」

 うっ!

 た、たしかに

 アメリカにおいてきた オレの恋人達の誰一人として
 さっきの『あの美女』には…足元にも 及びそうにない…!

「ちっ 失敗したな。」

「え?」
 
「ああなるって わかってたら 家政婦させながら ベッドの相手もさせとくんだった!」

 敦賀のヤツ!
 しっかり おいしく実った果実だけ もって行きやがって!

「…尚…」

 真っ青な顔で 祥子さんが立ち上がった。

「なんだよ?」

「私が悪かったわ」

「は??」

「信じる」

 ぎゅっと祥子さんがオレの手を握り締める。

「あなたは 確かに…18年前の…16歳の尚よ!間違いなく!!」

 ???

 祥子さん?

 信じてくれたのは うれしいが

 …なんで 泣く?

 そんなに 切なそうな顔で…!



 

 
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