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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№118(マリア)

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「…と いうことで よろしいのですか?」

 おじいさまが 電話を切ってから 女将さんに向き直る。

「へぇ おおきに 社長はん」

「ご心配ではないのですかな?ご子息が 行方不明…で」

「覚悟の上の家出なら 開かずの間の鍵を開けっ放しにしていくはずありませんし
 腐っても 日本名旅館10選。セキュリティも完璧なうっとこに 侵入できる人はおまへん」

「…しかし…それなら なおのこと 不可思議な失踪事件だ。警察に…。」

「あの子は…もう ここには おりまへん」

「は?」

「わかるんどす。うちには。」

 女将は にっこり微笑んだ。

「あの子は…どっか 他のとこで 幸せにやってるんや…て。」

「…おさびしくはないのですか?たった一人の 息子さんでしょう?」

「旅館のほうは 妹夫婦とこの3男坊 養子にとって継がせます。それに…。」

「それに?」

「…いつまでも 果たせん想いひきずって 暗い人生 歩んでる姿見るよりも」

 ついっと 女将は優雅に立ち上がった。

「  どこか 遠くで 幸せにわろうてくれとるほうが…親には うれしいのどす。」

「…女将…」

「聞こえるんどす うちには。」

 窓の外
 遥か向こう 富士山に目をやる。

「あの子が 幸せにわろうとる声が…。」

 その語尾が 震えてる。

「キョーコちゃんと 楽し…そうに…」 

「…女将…」

 おじいさまが そっと女将さんの肩に手を置いた。






「マリアお嬢様?お早いお帰りで」

「恐るべきは 母子の絆…ね。」

「は?」

「この水晶玉 お見せして 安心させてさしあげるつもりだったのに…。」

 さすがに 妖狐は 人間離れした勘の持ち主らしい。

「もし お許しいただけるなら 私に お見せいただけないでしょうか」

 セバスチャンが 遠慮がちに言う。

「いいわよ?でも、1つだけ 条件!」

「は?」

「私に キスして『愛してる、マリア』って ささやいてくれたら…ね。」

「マ、マリア様!?」

 彼が、狼狽して周囲をうかがう。

「そ、そのようなこと 誰かに…!」

「たまには 恋人らしいことしてくれなきゃ
 私 やけおこして 好きでもない人と 電撃婚約するかもよ!?」

「うっ!」

 まったく!
 二人っきりでいるときにも 召使モード崩さないんだから!

「も、申し訳ありません ですが 正式にお許しいただけるまで…」

「あー、はいはい」

 ホント 堅物なんだから!

「ま、いいわ。見ましょう!水晶玉で。『向こう』に行った 不破さんを!」

「はい!ありがとうございます!!」




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