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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」?124(尚)

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「おっ おかえりなさいっ!ショーちゃん!!」

「ただいま キョーコ。気分は どうだ?」

 ぎゅっと 抱きしめて 軽く口付ける

 …と
 キョーコの体が ぎくっとこわばった…。

 …。

「だ、大丈夫!お、お医者様もね!あさってから 仕事に復帰していいって!」

「そうか…よかったな…。」

「う、うん!さ、晩御飯 できてるから!お吸い物、あっためてくるね!」

 さりげに オレの腕から 逃げていく!

 ……!!

”見ろ!おまえのせいで、すっかり警戒モードだ!どうしてくれる!!”

『そっ、そんなこといったって!惚れてる女が ベッドの中 腕の中…だぞ!?
 そこで 手を出さないなんて 男じゃないだろーが!』

 このやろう!





 昨日
 キョーコが退院してきた晩

 心から安堵して
 もう 離したくなくて
 しっかり 胸の中に 抱きしめて寝ていたとき

 オレが…ちょっと…疲れて 意識手放した隙に…! 

「ふぇぇぇぇー!」

 っ!

 キョーコのおびえた泣き声で 驚いて覚醒した!

 …ら

 『オレ』が!

 キョーコに強引に…迫ろうとしてた!!

「や、やだぁ ショーちゃん!」

 『オレ』に両手首をきつく押さえつけられて泣いてるキョーコ!

 ばかっ!よせっ!!!

 あわてて 主導権を取り返し なんとか ヤツをひきはがした!

『な、なんだよ!邪魔するな!これは、本来 オレの体だ!自分だけ 楽しむつもりか?!』

”よくみろ!キョーコを!おびえきってるだろ!嫌われてもいいのか?!”

『…え』

「えぐえぐっ…」

「ご、ごめん!キョーコ!悪かった!」

 泣きじゃくるキョーコを 必死になだめる。

「…あの事故で…おまえが…いなくなってしまうんじゃないかと おびえてたから…つい…反動で…」

”この考えなし!”

心の奥底で 思い切り毒づく!

『……』 
 
「…ごめん…な?」

「…う、うん…ご、ごめんなさい!わ、私こそ…こ、子どもみたいに…」

 がくがく 震えながら 

「あ、あのあの い、今なら ちゃんと…か、かかかくご…」

 真っ青な顔で
 キョーコが けなげに 言う

 …その冷たくなった指先に ちゅっと口付けて微笑みかけた。

「言ったろ?こんなの『覚悟』ですることじゃない」

「…っ!」

 キョーコが
 目に涙を浮かべて うつむく。

「ご、ごめんなさ…」

「あやまるな」

 そっと そのまぶたに 口付ける。

「さあ、もう寝ろ。」

 言って ベッドから降りた。

「え?ショ、ショーちゃんは!?」

「…急に 新曲の着想が降って来た。消えないうちに 形にしてくる」

「ショーちゃん!」

「おやすみ、キョーコ 内かぎかけて 寝ろよ」

「…ショ…」

 キョーコの声が 閉めたドアの向こうに消える。

 …ふぅ

 ああ言った以上、
 実際に 曲作らないと…な。

 ため息つきながら レッスン室に向かう。


『…おい…!』

「なんだ?けだもの男!」

 キョーコのピアノを入れるために改装させたレッスン室は 完全防音

 まちがっても よそに聞こえる気遣いはない。
 だから 声に出して ヤツの呼びかけに答えた。

『まさか…キョーコ…まだ…なの…か!?』

「あの反応でわかるだろう!バカか!お前は!!」

『バカは、お前だ!!』

「…なっ!」

『オレと違って!おまえは、最初から キョーコに惚れてること自覚してたんだろ!?』

 脳内で ヤツが ぎゃんぎゃん わめく。

『半年間も 好きな女と同居してて!しかも 同じベッドに寝てて!!』

 ぐっ!

『まだ…とは どういうことだ!?お前は あほか!?このヘタレ男!!』 

 ずっきー!

 い、いたい!

 誰に言われるより

 自分に『ヘタレ』って言われるのが 一番 痛いっ!!




 はぁ…

 昨夜のことを思い出すと 改めてずしんっと落ち込む

 とりあえず
 今夜から キョーコは自分の部屋に寝るよう さりげなく言おう

 いざとなったら レッスン室にも 仮眠コーナーはある

『…なんで…そこまで 我慢する!相思相愛だろう!なにも問題は…』

「ダメだ!キョーコのほうに まだ 心の準備ができてない!」

『……。』
 
「そう焦らなくても 1年後には結婚式。時間の問題だ。」

『…それまで あの敦賀のヤツが 指くわえてみてると思うのか?』

「…!」

『おまえだって わかってるだろう。「あっち」で 敦賀がどんなにキョーコのこと…』

「言われるまでもない…!」

 知ってるさ!じゅうじゅう!

「『あっち』のヤツでさえ、キョーコに手を出すのは ずいぶん我慢してた!
 キョーコが18になるまでは、必死にな!」


『……』

 そのへんのくだりは
 あの二人の婚約が発表されたあと
 再現ドラマで 繰り返し放映されたから イヤでも知ってる!

「ただでさえ 大幅に未来をねじまげてる。誤差は少しでも小さいほうがいいんだ。」

『………』

「また…キョーコに 何かあったら…オレは…オレも…生きていられない…!」

 キョーコをこの手に取り戻したい
 ただその一念で ここに戻ってきたんだから…!!
 





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