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アナザー・スキップ・スキップ・ビート!

№3(side:京子)

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「脳波にも異常ありませんから…一時的なものだと思うのですが…。」

重苦しい雰囲気の中 赤毛の中年の医師が言いよどむ。

「もう一度 聴きましよう。」
 まっすぐ私の目をのぞきこむ。その茶色い目がいかにも優しそうだ。

「貴女のお名前は?」

「最上キョーコです」

「お年は?」

「17歳…です。」

 そばで ショータローもどきと祥子さんが 息を飲んだのがわかる。

「英語ぺらぺらですよね?それは…どこで?」

「幼い頃から お世話になってたお宅が…京都の旅館で外国からのお客様が多かったので…。」

「おふくろが…オレやキョーコに 絶対マスターしろって厳命したんだよな…。」

っ…!?

な、なんで そんなことまで…!

「…口を挟まないで。」医師がたしなめて…ショータローもどきが 不満そうに黙った。

「お仕事は?」

「LME所属のタレントです。」

「あなた…今 どこに住んでいますか?」

「東京で…先輩のマンションに…」

「キョ、キョーコ…!!」

「お静かに!」
 思わずという感じで叫んだ男に 医師が強く制止した。

「今は 西暦何年何月何日ですか?」

「2007年6月23日です。」

「うそだろぉぉぉーーーー!!」

「ご主人!落ち着いて!」

うるさい!!これが!これが!!落ち着いていられるか!?

2007年だと!?」


「6月23日…って 確か…“水月の舞”クランクアップ直後。最初の婚約騒動よりも前…ね。」

 祥子さんが 震えながらつぶやいた。

「あ…の…キョーコちゃん…私の顔…見覚え…ない?」

「ショータローのマネージャー、祥子さん。…一段と大人びて、お美しくはなっておられますが…。」

「あ。あら…そんな…!」

「のんきに喜ぶな!祥子さん!」
 いらだたしげに吐き捨てた後、男は、必死な顔で呼びかけてきた。

「キョーコ!オレは?わかるか?」

「ショータロー…だけど…一気に10歳以上 大人になってる…気が…。」

「オ…オレとの関係は!?」

「幼なじみという名の腐れ縁…で 不倶戴天の仇!」

 きっぱりいいきった。
 とたん、男ががっくりとひざをついた。


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