スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←「スパイラル・スキップ・ビート!!」№133(レイノ) →「スパイラル・スキップ・ビート!!」№135(Y尚)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



総もくじ  3kaku_s_L.png アナザー・スキップ・スキップ・ビート!
もくじ  3kaku_s_L.png メッセージ
【「スパイラル・スキップ・ビート!!」№133(レイノ)】へ  【「スパイラル・スキップ・ビート!!」№135(Y尚)】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№134(レイノ)

 ←「スパイラル・スキップ・ビート!!」№133(レイノ) →「スパイラル・スキップ・ビート!!」№135(Y尚)
「そうだ!いいぞ!キーボード!そこの音階は もっとドラマチックにエキゾチックに!
 ベース!クールに!正確に!お前の音が土台だ!大地だ!
包み込むように支えるんだっ!!!」


 …。

 結局

 俺以外は 全員 憑依状態になったんだが…

 不破のヤツ
 あんなにおびえてたくせに

 いざ 演奏が始まったら とたん熱血コーチに早がわり
 
 こうゆうとこ見ると

 ああ
 ホントに不破さんと同じ人間なんだな…と わかる

 音楽にかける 真摯な情熱

 35歳の不破さんも
 17歳の不破も

 ゆるがずもってる まっすぐな芯


熱血コーチ



「うっわぁー!これが 俺らの演奏!?」

「今まで以上に 会心のできだな!!」

 昔の名プレイヤーたちは 満足して昇天し
 ミロクたちは すがすがしい顔で 目を覚まし…。
 
 自分達(?)の演奏に うっとり聴き惚れている。

「さあ!この音を参考に お前らの演奏でCD録音…」

「じゃ、この音源でCD作るって事で…お疲れさーん」

 不破の指示の途中に ミロクが割り込んでくる

「…!?お、おい!?まさか、それを おまえらのCDとして売るのか!?」

「もちろんですよ。演奏風景も録画してます。初回盤特典DVDに…」

「な、中身は あんたらじゃないだろ?!」

「もちろん CD売り出すときに 正直に言いますよ。
 演奏中に 昔の名プレーヤーが 俺たちに とりついた…って」

 ミロクが 不破猫にほほえみかける。

「なっ?!」

「あのね、猫さん 実は 俺たちのデモテープも そう。」

「コンサート中も よくあるの。だからこそ、俺たちのバンド名は『ビー・グール(食人鬼)』なんだから。」

 タスクやシズルも言い添える。

「俺たちは 昔のアーチストの満たされぬ思いを 果たしてあげてるだけ、ですよね?レイノさん」

「ああ」

「き、きさまら…」

「もちろん 全部が全部そうじゃないよ?
 なぜか、不破さんの曲だと、霊は 絶対 寄り付かないしさ。」

「ほんと、あれは 不思議だよな。なぜだろ?」

「さすがに 不破さんのきらきらスーパースター・オーラには 勝てないんじゃないか?」

「…!」

 どんより

 不破猫に まっくろなオーラが 漂ってる

 しょんぼりした いじけポーズ

 …これは…

 不破が 本体からはがれおちたのは…まさか…。

「ビー・グールの皆さん!レコーディングは 終了なさってますか!?」

 突如
 スタジオのドアが 荒々しく開けられた。

「はい、どうかしました?」

 ミロクが代表して 答える。

 見覚えのある顔
 たしか…歌番組のADだ。

「きゅ、急なお願いなんですが 番組に出ていただけないでしょうか!?
 あと30分で始まる生番ですが!」

「…いいですよ。」

 すっと ミロクが手を上げる。

 さささ
 ひとことも言わず シズルたちは移動の用意をする

 生本番30分前の依頼

 よほどの事態だ

 音あわせ 場当たりの手間を考えれば 無駄口たたくひまなぞない!

 俺は ボーカルなんで荷物はない
 とっさに 不破猫を手の中にかかえこんだだけだ

「本当にすみません!助かりました!!」 

「…どなたが…」

 早足で移動中に ミロクがADに尋ねる

 こんな急な依頼
 誰かが 直前になって キャンセルした…以外にはない!

「不破さんが…」

 !?

「え!?」

「ふ、不破さんに限って!ドタキャンなんか!!!」

「もちろんです!…リハ中に…倒れて…」
 
「え…」「「「ええええええええええー!?」」」

 ばっ

 不破猫の口を押さえる。

 よかった!
 やつらの声にまぎれて 不破の声は 聞こえてない!

『ど、どうして』

 ぬいぐるみの中 つぶやく声が聞こえる

”落ち着け!出番が終わったら つれてってやる!今は 俺も動けない!”

 心の声で 答える

『…足があるんだ!一人で行ける!!』

”…たちまち 注目の的。追い回された挙句、つかまるぞ?”

『…う…』

 しょん
 猫ぬいぐるみの耳が へたった。
 
 …どういうことだろう…。

 あの不破さんが 倒れた…?

 俺たちと違って 
 食事にも運動にも万全の配慮をしてるあの人が…なぜ…!?

  【画像提供:めがぴこ様】


スポンサーサイト



総もくじ  3kaku_s_L.png アナザー・スキップ・スキップ・ビート!
もくじ  3kaku_s_L.png メッセージ
【「スパイラル・スキップ・ビート!!」№133(レイノ)】へ  【「スパイラル・スキップ・ビート!!」№135(Y尚)】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【「スパイラル・スキップ・ビート!!」№133(レイノ)】へ
  • 【「スパイラル・スキップ・ビート!!」№135(Y尚)】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。