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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№136(京子)

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「あ、あの こ、心当たり…って…?」

「まずは…」

 さっ

 レイノさんが
 たったいま きれいにしたばかりのショウ君を ショーちゃんに差し出す。

「コレ 抱きしめて寝てください、一晩中 離さずに」

「…は?」

 ショーちゃんが きょとんとしてる。

『ジョーダン!オレは 今夜も キョーコと…むがっ』

 即 ショーちゃんが 言われるままに 猫ぬいぐるみを抱きしめた。

 ん?

 今 ショウ君が何か しやべりかけてたような…。

 …

 何も聞こえない

 バグだったのかしら? 

「あ、あのレイノさん?」

「はい?」

「ま、まさか ショーちゃんが倒れたの!
 そのぬいぐるみが そばにいなくて 寂しかったから!?」


「…キョーコ…」

 ショーちゃんが 力なく目を手で覆う 

「おまえ…いうにことかいて…」

「そうなんです、不破さんは寂しいんですよ」

「なっ!」

「やっぱり!」

 ぎゅうぅうっっ
 ショーちゃんの手を握り締める。

「ごめんね!ショーちゃん!大事なぬいぐるみ とっちゃって!!
 今夜から ショウ君は 返すから!」


 ぼろぼろぼろ
 涙がほとばしりでてしまう

「だ、だからだから は、早く よくなって…」

 のどにひっかかって 言葉が出てきてくれない…!

「わ、私を 置いていかないで…!」

「キョーコ…」

 背中に暖かい手が回る

 力強く温かい胸の中に 抱き寄せられる

「大丈夫、オレはどこにもいかない。言ったろ?生涯、お前を離さないって」

「ショーちゃん!」

 その胸に ぎゅっとすがりついた

 ふにっ

 …ん?

 今

 胸に

 何か やーらかいものが…
 
「…また おまえか…!」

 ぐぐっ

 ショーちゃんが ショウ君の頭をつかんで私達の間から取り除く。

「いたいいたい!離せ!不可抗力だー!」

 じたばたもがく 猫ぬいぐるみ ショウ君

 …

 すごい!

 なんて精巧なプログラム!

「少し回復なさったようですね、不破さん」

「え?あ!?」

 ショーちゃんが 呆然と周囲を見回す

 そういえば!
 起き上がって 私を抱きしめてくれてる!

 さっきまで 枕から 頭も上げられなかったのに…!

「ど、どうして…」

 ショーちゃんが 呆然としてる

「人間は みな なんらかの生体エネルギーを発しているんです。目には見えませんが」

 レイノさんが 真剣な表情で私たちに語りかけてきた。

「どうやら、この猫型ロボット…不破さんの波長にあわせた電磁波を発しているようです。」

「…なっ!?」

「ええええー!?」

「きっと不破さんが最近お疲れ気味だ…と 
 鋭くも感知したファンの方が このぬいぐるみを贈ったのでしょう」

「まあ!そうだったんですか!!」

「ええ。このぬいぐるみがそばにあれば、
自然に不破さんに生体エネルギーが補填されるんです。」

「なんてありがたいの?!ファンの方は、まさしく神様ね!」

「…いや…あの…キョー…」

「なのに!私ったら!せっかくのご好意を無にして 夕べは ショウ君 独占しちゃって!」

 ずずずずずん

 海よりも深く落ち込む

「…というわけですから 
 不破さん、その猫ぬいぐるみ 絶対にそばから離さないで持っててください。」

「え、え…え」

「いやだー!オレは、今日もキョーコとねるんだー!」

 ショウ君が ショーちゃんの手の中 ばたばた あばれ始める。

「…キョーコ…ここはいいから、現場にもどれ。まだ撮影残ってるんだろ?」

 ショーちゃんが 猫ぬいぐるみの口をおさえて 微笑みかける。

「み、みなさん『後日でいいから、早く行きなさい』って…」

「オレはこのとおり 回復したから 安心して行ってこい。
 他の方たちのスケジュールまで狂わせてしまっては、申し訳ないだろう?」


 う!

 そう…だ

 ただでさえ 私 ご迷惑おかけして…る

「ほんとに?無理してない?大丈夫?」

「大丈夫だ。いい仕事して…また、戻って来い。待ってる」

「…はい…」

 ぎゅっと ショーちゃんにすがりつく
 
「いってきます、ちゃんと…仕事…してきます」

「ああ、がんばってこい」

 ショーちゃんが 強く抱きしめ返してくれた。
 
 ぽいっっと
 ベッドにぬいぐるみほうりだして 
  
 熱い口付けが唇に 降りてくる

 久しぶり…こんな深いキス…!

 うっとりと ショーちゃんのぬくもりを味わう

「おいっ!!」

 …!?

「モノみたいにほうりなげやがってー!オレはおまえの分身じゃないのかぁぁー!」

 ショ、ショウ君!? 

「しかもっ!自分ばっかり 美味しい思いしやが…もがっ」

「貴様!!」

 ショーちゃんが ばっとぬいぐるみの口をふさいだ。

「ああ、どうやら 調整ミスな点が多々あるようで…気にせず いってらしてください」

 レイノさんが 優しくほほえんだ。

「え、ええ…じゃ、じゃあ 行ってきます」

 …調整ミス?

 いや!
 けっこう場に合ったセリフいえてたわよ!?

 今も ねこぬいぐるみは
 ショーちゃんの手の中 真っ赤な顔でもがいてる じたばたと

 生きてるみたい!

 すごい
 すごいすごいすごい

 あの猫型ロボット作った方って 天才だ…!

 次回のノーベル賞
 絶対 その方で決まりよね!!


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