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スパイラル・スキップ・ビート!

「スパイラル・スキップ・ビート!!」№157(蓮)

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「紹介しよう 蓮。我がLME伝説の名優 クー・ヒズリ。おまえの大先輩だ。」

 古だぬき宝田社長が しれっとした顔で 彼を 俺に引き合わせる。

「はじめまして。お目にかかれて光栄です」

「こちらこそ。才能ある後輩ができて うれしいよ」

 俺のあたりさわりない丁重な挨拶に 向こうも ごく自然に挨拶を返す。

「マネージャーさん」

「は…っ!はい!」

 俺の傍ら
 社さんが ぴきんぴきんに固まって しゃちこばった。

「君も さぞ 忙しいだろうが…彼は この日本支部を背負う看板スターさんだ。
 どうか 今後とも よろしく」

「も、もちろんですっ!!」

「ミスター・ヒズリに そこまで おっしゃっていただけて 光栄です」

 にこやかな笑みを作って 丁重に御辞儀をした。

 目の前の男は 何気ない笑顔で 穏やかな表情で立っている。

 伝説の…名優…か。
 なるほど たいしたものだ。

 5年前
 俺が家を出たときの 悲痛な表情が 声がよみがえる。

 久しぶりに会った 俺に
 言いたいことは きっと たくさん あるんだろうに…。

「…お?」

 彼の笑顔が 一気に崩れた。

 さっと その体が 入り口のドアに向かう。

「キョーコ!待ってたよ!尚君も ようこそ!!」

 弾んだ声が 部屋中に 響いた。

 な…っ!?

「す、すみません お言葉に甘えて…ま、まさか こんなに 少人数の内輪だけの歓迎会だなんて…」

「てっきり 正式なパーティだと思ってました。オレたちの このかっこう 場違いですよね。早々に…」

 パーティドレスと タキシードの二人は 入り口で そのまま回れ右しそうな勢いだ。

「不破君…。ボスのいでたち 見てから 言ってるか?」

「…は…?」

 不破の目が クー・ヒズリの親指の先を追う。
 そこには…フランス国王のような扮装の古だぬき…いや 宝田社長

「…お招きありがとうございます。おじゃまいたします」

 おみごと!

 ほんの一瞬
 天を仰いで ため息ついただけで

 ヤツは 即 最上君の手をとって 入ってきた。

 彼女が現れただけで 一気に華やかな空気になる。

「和服も似合ってたけど ドレスもいいねぇ…」

「本当に…お姫様さまのようだよ、最上さん」

「うんうん 似合うよ!京子ちゃん!!」

「あ。ありがとうございます」

 ライトブルーのサテンのドレス
 シフォンのストールの合間から 輝きを放つ
 サファイアとダイヤを組み合わせたネックレス

 ブレスレット ピアスも 同じライン
 彼女のきゃしゃなのどや手首を 彩っている

 2週間前の先輩の芸能生活30周年パーティでは たしか エメラルド

 その前の試写会では ルビー

「恐れ入ります」

 いかにも 我が物顔に
 ヤツが ほほえんで 誇らしげに礼を言う

 む か つ く !

 毎回 毎回!
 これでもかとばかり 彼女に 次々 宝石やら ドレスやら 貢ぎやがって!

 やたら 金かければ いいってもんじゃないだろう!この恥知らず!






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