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スパイラル・スキップ・ビート!

№176 『闇に咲く花』【12】 (side:忠志)

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 「スパイラル・スキップ・ビート!!」№176(『闇に咲く花』【12】 side:忠志)


  女子高生名探偵 セリカ 闇に咲く花  

       監督   緒方 啓文

       吉野せりか…京子

       北條 忠志…敦賀 蓮
 
       北條 沙織…琴南奏江 

       北條 寛志…貴島秀人


「「こ、国宝…!?」」

 そこにいた全員の悲鳴が 洞穴にこだました。

「ま、でなきゃ ここまで 厳重に 秘めたりしませんよね」

 ただひとり
 芹香嬢を除いて!

「この仏像の存在がばれた場合 国に強制的に 買い取られますから。破格な安値で」

「そ、そんなっ」

「『文化財保護法』というのがあってね。国民の義務なんだよ」

「…報告…しなきゃ ダメなの?」

 沙織が 不安そうに言う。

「下手に鑑定に出したら そうなる。どうする?」

 みんなが 兄貴のほうを見る。
 今 この家宝の正当な持ち主は 寛志兄さんだから。

「いいじゃないか。このまま うちの家宝で。先祖代々 伝わってきた大切なものなんだから」

「ええ!そうですとも!!」

 兄の言葉に 義姉さんが 力強くうなづいた。

「私!親兄弟にだって 言いません!絶対!!」
 
「…じゃ ここは このまま 封印しておこう」

 やわらかい刷毛で 仏像のほこりを払ってから たちあがる。

「お二人に跡継ぎの長男が生まれて…その子に伝える時まで…ね」

 ぼぼっと 義姉さんのほほが 真っ赤に染まった。

 その妻の肩をしっかり抱きよせている兄。

 どうやら
 兄貴も 落ち着きそうだ、やっと。

 甥だか姪だか…が できる日も 遠くないかもな。

「さ じゃ 戻ろうか!」

 そのとき
 すっと 芹香嬢が 台座のそばにかがみこんだ。

 っ!!

「…どうか…した?」

「ここの字…なんて書いてあるか 読めます?」

「…さぁ…いったろ?漢文方面は 苦手で…ね」

「そうなんですか。困ったな 風化して 削れてるから 考古学専門家の方じゃないと 読めませんよね」

「ごめんね お役に立てなくて。事情が事情だから 専門家呼ぶわけにも…」

「ですよね!」

 案外 あっさり 芹香嬢は 切り替えて立ち上がった。

「時のはざまに埋もれるとこだった仏像に 逢えただけでもよしとしましょう!」

「そうだね。君の推理 ホントに見事だった。おみそれしたよ」

「ええ、ありがたいことです!」「ホント お手柄だった!」

「君のおかげで、きっと父も喜んでるよ」「心から感謝します、芹香さん!」

 みんなが 口々に彼女を賞賛し 感謝の弁を述べる。
  
「あなたは もう家族の一員です。いつでも、ここを 我が家と思っていらしてください!」

「ありがとうございます」

 家長である兄の
 家族の思いを代弁した言葉に
 にっこり ほほえんで 芹香嬢が おじぎする。

 ふぅ

 一時は どうなるかと思ったが…!

 ふっ

 しょせんは 高校生

 案じるまでも なかったか…!









  
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