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アナザー・スキップ・スキップ・ビート!

№183(『闇に咲く花』【20】(side:孝子)

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 「スパイラル・スキップ・ビート!!」№183(『闇に咲く花』【20】 (side:孝子)



  女子高生名探偵 セリカ 闇に咲く花  

       監督   緒方 啓文

       吉野せりか…京子

       北條 忠志…敦賀 蓮
 
       北條 沙織…琴南奏江 

       北條 寛志…貴島秀人


「…あ、あの…忠志さん やっぱりだめですよ!いくらなんでも…」

「大丈夫だから。こっちには、母さんも兄もいるし」

  振り返って

「義姉さんもついてくれてるから…ね」

 私に向かってほほえんでくれる忠志さん。

「はい!もちろんですわ。私、精いっぱい頑張りますから」

 北条家に嫁いで12年。
 やっと この家の一員として認めていただけた!

 そんな思いが胸にあふれて 指の先まで熱くなる。

「ですから。せりかさん、どうか遠慮はなさらないで。」

 それも元をただせば、この少女のおかげ

「お母様の3回忌…お一人で…なんて…とんでもないですわ!ねぇ、あなた!」

「そうだよ、せりかさん」

 主人も真剣な顔でせりかさんに言う。

「せりかさんは、我が家の大恩人。本来なら我が家総出でお参りさせていただくべきなんだから」

「そ、そんな!な、なに仰るんです!だって、今年は…」

「うん…。親父の初盆だからね…」

「喪主の母や長男の兄夫婦は抜けられないし…」

「ごめん。私も父をお迎えしたいの」

「そんな!先輩、謝らないでください!当然ですよ!」

「というわけで、俺しか行けないけど…ごめんね?」

「あ…の…!本当に!私一人で大丈夫ですから!!」

「…せりかさん…」

 唐突に
 今まで黙ってらしたお義母さまが話に入ってこられた。

「は、はい?」

「あなたは…私ども北条家に『恩知らず』の汚名を着せたいとお思いなの?」

「は?!」

「ああ!なんてことでしょう!これでは初盆で帰ってくる主人に顔向けできないわ!!」

 よよよよよ

 上品で楚々としたお義母さまが嘆かれる
 そのなよやかな風情は、さながら野に咲く笹ユリの花

「あー。やっと、行った!」

 せりかさんを乗せた忠志さんの車が視界から消えるのを待って
 沙織さんが 疲れた声でつぶやいた。
 
「ホント どうなるかと思ったわ」

「以外に頑固だったな。見かけによらず」

「お義母さまのおかげです!!
 せりかさんの弱み びしっと突いておられてすばらしかったです!」

「ほほほ 孝子さん よく気がついたじゃないの!」

「お、お母さま!?」

「さ、さっきまで泣いて…」

「甘いわねぇ、寛志も沙織も」

 あきれたように溜息をついた
 お義母さまは 私に にっこり微笑まれ

「孝子さん、行きましょう。
 北条家の冠婚葬祭のしきたり しっかり覚えてもらわないとね」

「はい!」
 
「沙織。あなたは夏休みの宿題でもしてなさい」

「あー!せりかがいないと効率半減なのに!こんなことなら ついていけば良かっ…」

「「「沙織(さん)!!」」」
 
「…わかってます。ごめんなさい」

 ほんとに、もう!

 忠志さんのお邪魔する気ですか!?

 あの賢くて可愛い少女を
 きちんと我が家の一員にすべく 頑張っていらっしゃるのに!  

 
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