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№41(side:久遠)あなたが好きなもの

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「…。」

「あ、あのっ 何か お嫌いな物でも…?」

「…い、いや…みそ汁なんて どうやって作ったのかと…。」

「大豆に似た豆がありましたので 蒸しておいて 昨夜から 発酵させてました。
 気温高いから すぐできてよかったです!」

 
「…そ、そう…」

 一口飲んでみる…。

 やや風味は違うが たしかに みそ汁の味!

「敦賀さん 朝は、絶対 おみそ汁とご飯でしたものね!」

「あ、ああ…」

 君と暮らすようになってから 身に付いてた…食習慣
 アメリカに帰ってからは 無理にも 思い出さないようにしてた献立

「それにしても 静かですね…。嵐の音とか 全然聞こえません…。」

「完全防音だからね。」

 聞こえたら困る。

 リストウォッチに転送されてくるメインコンピュータの画像は 侵略者の訪問を告げている。

 まさに
 今 ヤツとその仲間が この島の周辺を 徘徊中だ!

「あ、あの このまま ここに閉じこもってては 食料が底を…。」

「野菜や果物は 昨日 多めに収穫したし、地下貯蔵庫には 保存食料たっぷりある。
1週間やそこらは 余裕だから。」


「は、はぁ…」

「時間見計らって 天井の蓋 開けてみるよ。」

 奴らが 立ち去ったこと 確認してから…な!

 食後のコーヒーを入れながら
 さりげに ウォッチの 盤面を見る

 よし!
 全員が 島から 離れていった!

 これで…

 …!?

 南西方向に移動している!!

 馬鹿な!
 あ、あきらめてもどるなら!

 北東方向に 進路を…とるはずだっ!!

 …どういう…ことだ…。

「キョーコちゃん コーヒー入ったよ。」

「はい!すみません!」

 かわいい笑顔で 洗い物を終えた彼女が 部屋に戻ってきた。

「昨夜 つい 時間忘れて 昔話に夢中になってしまったし…眠くない?」

 コーヒーカップ渡しながら それとなく話を向ける。

「は、はい…さすがに…少し…。」

「この嵐じゃ 当分 携帯電波も 阻害されそうだし…ゆっくり 休んでるといいよ。」

「は、はぁ…でも…。」

「俺も 向こうで寝ることにする。ここ、脱出するときに備えて、お互い 体力 養っておこう。」

「は、はい」

「じゃあ お休み。ゆっくり 寝るようにね。」

「はい!敦賀さんも」

 にっこりほほえんで 彼女は部屋に消えた。

 山小屋風にしつらえた建物

 暖炉のある一番広い部屋が 彼女の寝室。

 廊下を隔てた向かいに俺の寝室。

 あとは台所と食堂 地下に貯蔵庫があるだけのちっぽけな小屋。

 …と 彼女は思っているだろう!

 自分の部屋に入り 内側から鍵をかける。

 彼女のことだ
 「寝ている」(と思いこんでいる)先輩を 無理に起こしはしまい。
 
 ノックしても返事がなければ すぐ 去るだろう!

 ウォッチに仕込んだ リモコンキーを押す。

 ベッドの後の壁が ウィーンとかすかな音をたてて下に降りる。

 ぽっかりと空洞が出来、そのむこうに道が延びている。

 この小屋が 地下に潜ったときだけ つながる通路だ

 すっと 入った後 念のため 壁を元に戻す。

 通路の先には 総機関室

 早速 生体照合をして 管理権を手にする

 仕込んでおいたカメラで ここ数時間の画像と音声をチェックした。

 ★ ☆ ★

「明日も 引き続き 調べたい!もっと近くに 宿はとれないか!?」

「ここまできたら インドネシアが 最も近いです!すぐ手配します!」

「よろしければ 私どもの主の別荘を お使いくださいませ。」

 ☆ ★ ☆

 遠藤さん!

 …まずった!

 世界一周旅行でもプレゼントして もっと確実に遠ざけておけばよかった!

 …いや…

 あのご夫妻の性格なら…
 どこにいても 親父との連絡は とれるようにしてるだろうから

 遅かれ早かれ こうなってたはずだ。

 …ごめん…。

 アイツに責められてる遠藤さんに 心の中で頭を下げる。

 こうなるのがいやだから…できるだけ…遠ざけたかったのに…。

 とりあえず
 人工の底なし沼(…実は深さ1、5mしかないんだが…)と
 立体画像の大蛇で 奴らを 首尾良く追い返すことはできたようだ

 が
 明日も しつこく 来るつもりか…。

 何度来たって 絶対に ここは 見つけられはしない!
 
 元々、映画の舞台に使った仕掛けが土台にあった。

 元の持ち主が さらに 趣味に走った「改良」を施し
 加えて 俺が 1500万$かけて 『改造強化』してるんだ!

 何度来たって同じこと!

 いいかげん、あきらめろ!不破!!


 お題提供「恋したくなる お題配布」様より
「忘 れられない君へのお題」
恋したくなるお題配布bana2
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